「ネクスト・ジョーダン」 才能が開花した“新時代のダンク王” ザック・ラビーン

2015年のスラムダンクコンテストで彗星のごとく現れ、2016年にはアーロン・ゴードンと史上最高のダンクバトルを繰り広げて、一躍新時代のダンク王となったザック・ラビーン。彼は新たに見つけた新天地で、その才能を開花させている。そう、30年前のあの男のように。

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ラビーンは2014年のNBAドラフトで、1巡目13位指名にてミネソタ・ティンバーウルブズに入団。「運動能力やシュート力はあるものの、NBAに対応できるかどうか未知数」という評価であったが、1年目ながら平均10.1得点を挙げて、オールルーキー2ndチームに選出された。そのまま2年目は平均14.0得点、3年目はスタメンに定着して平均18.9得点を記録して順調に成長していたが、チームには同ポジションで同じく2014年のドラフトで1位指名されたアンドリュー・ウィギンスの存在があった。そのため、ラビーンが満足のいく数字を残していても、どうしてもウィギンスの影に隠れてしまっていた。さらに、2017年2月5日には左膝の前十字靭帯を断裂。ラビーンはウルブズでくすぶっていた。

そんなラビーンに転機が訪れたのは、2017年の6月だった。“神様”マイケル・ジョーダンが所属していたシカゴ・ブルズにトレードされたのだ。まだ左膝の怪我が癒えていないラビーンだったが、リハビリを懸命にこなして、翌2018年1月に約1年ぶりにゲームに復帰。同シーズンは大事を取って様子を見ながらのプレイであったが、2018-19年シーズンからその才能を開花させた。

ラビーンの持ち味といえば、やはりジャンプ力を生かしたダンクである。スラムダンクコンテストで見せた豪快なダンクは試合中でも変わらず、ドライブや速攻で切り崩し、誰も届かないような高さからダンクを決めてくる。ラビーンは片足ジャンプが得意なようで、ドライブのスピードそのままに空中へ飛び立っていく。その姿はかつてのマイケル・ジョーダンを彷彿とさせ、毎晩のようにハイライトプレイを連発している。

NBA/YouTube

Chicago Bulls/YouTube

また、今季は1試合で13本の3Pシュートを決めるなど、ロングシュートの精度も向上中。リーグ屈指のスコアラーとして、日に日にその支配力は高まっている。体格やプレイスタイル、驚異的なジャンプ力とまさにジョーダンレベルの才能を持つラビーン。シカゴという伝説の地から、彼はバスケットボールの“神様”の高みまでどれだけ近付けるだろうか。

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