Apple Musicもビビらせた BAD HOPのヒップホップ魂

日本を代表するレゲエアンバサダー/レゲエカルチャーアイコンとして活躍するMighty Crownの中心メンバー、MASTA SIMONと、武道館公演・横浜アリーナ公演を成功させるなど、今もっとも勢いがある気鋭のヒップホップグループBADHOPの中心人物・YZERRとの異色対談が実現。世界基準のビジョンを持つ2人のカリスマが、世代、ジャンルを超えて共鳴。日本のHIP HOPシーンやカルチャー、さらには日本の音楽カルチャーの将来像について意見を交わした。

Mighty Crown Official/YouTube

BAD HOPが2019年にリリースしたEP『Lift Off』へと話題が及ぶ。Apple MusicとiTunes Store限定でリリースされた同EPは、豪華USプロデューサーたちとのコラボのもと、全曲LAでのレコーディングを敢行。その制作経緯などをYZERRが詳しく語ってくれた。

「Apple Musicの代表が日本にプライベートで来ていて、(BAD HOPの)武道館の映像を見てくれて『こいつらこの規模で何やってんだ』って言ってくれたらしい。そして知人を伝って会社に所属してるかどうかの確認がAppleからきた。『どこにも所属してない、自分たちで全部やってる』と言うと、Apple本社の代表がものすごく気に入ってくれて。そして『一度BAD HOPのライブを観に行きたい』と言ってくれて、実際ZEPPのライブに来てくれた」

そしてライブを観たAppleサイドがBAD HOPのクオリティの高さにお墨付きを与えると、ストーリーは急展開を迎える。

YZERR「(Appleから)『お前ら一回本物の奴らとやってみろ』と言われて。それで最初は1曲参加という形だった。いろいろ手配してもらい、いざ向こう(LA)に行ったら、一番高いスタジオでめっちゃ広くて。でも『これが世界だぞ、これが当たり前』という感じで。周りにいろんな有名なラッパーもいて、これが当たり前なんだと。行く日程も延ばして働きまくって。そして1曲が6曲になった。みんながポジティブで情熱を持ってやりたいことをやっていた」

とてつもなく貴重な機会に恵まれたBAD HOPだが、そこはやはり実力があるからこそ。「“カッコいい”はみんなで追求していくもの」と語ったYZERRのHIP HOPシーンに対しての言葉・哲学も、こうした経験からくるものなのだろう。

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