YZERR、日本のヒップホップシーンとBADHOPの目標を語る

日本を代表するレゲエアンバサダー/レゲエカルチャーアイコンとして活躍するMighty Crownの中心メンバー、MASTA SIMONと、武道館公演、横浜アリーナ公演を成功させるなど、今もっとも勢いがあるヒップホップグループBADHOPのメンバーYZERRとの対談が実現。
MASTA SIMONはYZERRについてTwitterで「俺が会った日本のラッパーで世界観やビジョンがイケてると思った1人!」と絶賛している。世界基準のビジョンを持つ2人のカリスマが、世代、ジャンルを超えて共鳴。日本の音楽シーンを巡って熱く語り合った。

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YZERRは、「BADHOPの目標の1つは、体を張って(ヒップホップシーンを)もっと外に広げていくこと。ヒップホップの中にもさまざまにジャンルが分かれている。もっとシーンが広がりをみせて、いろんなアーティストが活躍できる場所が増えてほしい。BADHOPが売れることよりも、ヒップホップが拡大してカルチャーとしてデカくなってほしいというのが一番の目標」と語る。

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そして日本のヒップホップシーンでは、マイナーなアーティスト、メジャーなアーティストとの間に大きな差があり、さらには特定の誰かしか注目されないことがジャンルの発展を妨げていると指摘。そうした状況を突破したいと考えているようだ。また「ヒップホップの中でも細かく(様々な)ジャンルがあり、土地によって聴いている種類が違っていたりする。そこがヒップホップの好きなところでもある」と、ヒップホップの多様性にも注目してほしいと話す。

こうしたYZERRの考えにMASTA SIMONも「レゲエでいうところの反骨心。レゲエでもヒップホップでもジャンルによってある程度のマナー、ベーシックはあっても、“それじゃなきゃいけない”というのはないとずっと思っていて、“こうしなきゃいけない”というのを壊してきているつもり。こういうのはレゲエじゃない、ヒップホップじゃないとか関係ないと思っている。海外に行ったら皆もっと自由にやってる。『マニュアル通りにやらなくていいのかな?』とか思うこともあるけど、自由にやる方が(YZERRが指摘したジャンルとしての)広がりがある」と同調、YZERRの見解をレゲエに置き換えて見たときにも同じことが言えるようだ。

さらに2人は、日本には音楽カルチャーが足りないという点でも意見が一致しているようで、YZERRは「例えばニューヨークに行くと(ヒップホップから)逃げれないくらい街に溢れている。ショップもいっぱいある。だけど日本に帰ってくると全くない」と言うと、MASTA SIMONも「ぜひそこをBADHOPに変えてほしい! 俺らも変えたいという気持ちをずっと持ってきた。海外に行くとどこに行っても音楽がある。でも日本に帰ってくると“無”なんだ。とたんに音楽がなくなる。ラジオつけても好きなものが流れてこない、それが歯がゆい」と語る。
そして音楽カルチャーの発展のためには、日本でのそれぞれのシーンのレベルアップが必要だと話った。

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