堀米雄斗、大技を連発 「Spitfire」パートの裏側

サンフランシスコの街を滑る堀米雄斗を撮影した最新「Spitfire」パート。スマートかつ大胆なメイクの数々を納めた映像は世界中のスケートファンを魅了したばかりだが、その撮影に密着した映像がこれだ。おなじみKevin Perez(ケヴィン・ペレズ)監督がカメラを構える前で、何度も失敗しながらチャレンジする堀米の姿がむしろリアルさを感じさせる。

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まずは階段を下るシンプルな技に挑む。一見シンプルだが、高い空中でフリップを決めて着地するのはなかなかの難易度だ。何度もチャレンジを重ね、成功した回は流石の軌道だが、何気に本番前にさりげなく見せたノーリー(ボードの前の先端、ノーズでオーリーすること)の綺麗さを称賛するコメントも多い。派手さよりも、隅々にまで高い技術が行き渡ったハンブル(謙虚)でストイックなスケートスタイルが堀米の魅力だが、ファンにスケーターや玄人が多いのもそういった理由だろう。

サイドウォーク(歩道)での長距離オーリーは爽快だ。メイクした後、止まることなく長い坂を滑り降りてゆくシーンは、坂道の多い街として知られるサンフランシスコならでは。坂の下からの車をスライドで避ける場面では歓声が上がる。

このビデオで最も難易度が高そうに見えるのは、二段階のキンク・レイル(手すり)・スライドだろう。端から見ていると成功する気すらしないのだが、痛々しい失敗を繰り返しながらも何度も挑戦する。惜しい場面をいくつも見せるも、最後に派手な転倒で倒れ込むと流石に諦めるのだった。しかしこの場面にも“ユウトは才能あるスケーターだが、フェイル(失敗)の才能も半端ない”と、怪我を回避する技術を称えるコメントが多く寄せられている。

最後はホッケー場での、高低差の大きいコンクリート・レイルのシーン。この日一緒に滑っていた西宮ジョシュアが、オリーからのレイルスライドを決めた後に続く堀米だが、狙っている技の難易度が高くなかなか決まらない。ノーリー、フリップから入ってノーズでレイル・スライドしようとするのだが、スライドのスピードが速いのと、着地の衝撃が大きいため何度も転倒してしまう。ホッケープレイヤーたちが通り過ぎる中、何度も挑戦を重ねると……ついに成功! これには当然歓声が上がり、監督も実に嬉しそうだ。

この最後の大技の成功後、喜びのオーリーを「ピョン!」と決めてハイタッチしに戻ってくる堀米の表情が充実度を物語っている。

「Spitfire」パートの本編は編集もされているので畳み掛けるように技が決まるが、舞台裏では数々の失敗があったわけだ。それでもこの“舞台裏映像”のコメント欄には「何気にここ最近で一番のビデオ」「自分も一緒に滑っているかのような臨場感」「じっくり同じ場所(を)見られる」「フェイル・シーンを見られるのはいいね」「ユウトの凄さが逆によくわかる」などなど本編に劣らず絶賛のコメントが集まった。さすがは堀米雄斗、隅々まで行き渡ったスケートボードの技術と、持ち前のチャレンジ精神で、余すことなくあらゆるシーンが称賛されるのだった。

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