スケートボード・ブランドのVansが最新スノーボーディング・フィルム『EVERGREEN』を発表した。業界トップを走り続けるVansのスノーボーディング部門、Vans Snowが送る今回の長編『EVERGREEN』はこれまでに発表された3つのフィルム、『Landline』(2018年)、『Together』『Lovely Day』(2019年)の集大成的作品で、名ボーダーたちが各地のストリートや山々でダイナミックに技を繰り広げる様子をとらえている。
街中の階段や壁面で繰り広げられるトリッキーな技はスケートボードからのインスピレーションを感じさせ、急斜面や絶壁でのダイハードは大技はエクストリーム・スキーの領域。雪と重力があれば想像力次第でなんでもできるのがスノーボードだが、6歳の時に初めてスノーボードを買ってもらったという、タナー・ペンドルトン(Tanner Pendleton)監督による『EVERGREEN』は、そんなスノーボーディングの面白さをひたすら伝える映像となっている。
ちなみにペンドルトン監督は88年米マサチューセッツ生まれ、写真家、映像監督として現代スノーボーディング界を代表する一人。2020年6月に同性愛者であることをカミングアウトしたこともあり、スポーツ界だけでなく各方面から注目される作家だ。
ダイナミックな映像とともに、音楽のチョイスにも注目。ポストロック、エモの先駆けとも言えるオリンピアのUnwound、シカゴの最重要バンドのスリント、耽美的なサウンドの80’sのスウェディッシュ・ニューウェーブバンドMojo Sect、90’sオルタナを代表するバンドの一つスマッシング・パンプキンズ、現在進行形ポストロック、マス・ロックのエル・テン・イレブン、知る人ぞ知る90’sエモの雄、カーム、初期80’sポストパンクバンドのサーフェス・ミュータンツの楽曲という、味のありすぎる選曲。マニアックな中にも硬質なサウンドでドラマチックという一貫性があるのが面白い。
フィーチャーされているスノーボーダーは以下の通り。
Pat Moore, Mark Landvik, Hana Beaman, Jamie Lynn, Arthur Longo, Cheryl Maas, Markus Keller, Wolle Nyvelt, Phil Jacques, Darrell Mathes, Jake Kuzyk, Zac Marben, Dan Liedahl, Dillon Ojo, Mike Ravelson, Blake Paul, Mary Rand, Bryan Iguchi, Cole Navin, Sam Taxwood
そうそうたるメンツだ。ちなみにVansの日本公式サイト(https://www.vansjapan.com/)ではボーダーたちのプロフィール、お気に入りの本や音楽なども掲載しているのでそちらも必見。
Vans Snowがお送りする、タナー・ペンドルトン監督作『EVERGREEN』。観たら、今すぐ雪の斜面を求めてウズウズしてしまうはずだ。
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