アートのような広告 創造性が我々を人間にする

「Victoria and Albert Museum(ヴィクトリア&アルバート博物館、V&A)」と広告代理店の「adam&eveDDB」がタッグを組み制作したプロモーションビデオが話題を呼んでいる。

世界中から集められたデザインやファッションなどの芸術工芸品を数多く所蔵する同博物館だが、この映像は常設展や今後開催予定の展示会やイベントを促進するために制作された。

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約2分間の映像は、真夜中にカミナリのような大きな音と強い光がピカッと光った瞬間、マネキンが突如“感情”を吹き込まれる。そして踊りはじめたマネキンが、博物館の作品を見るたびに新たなインスピレーションとエナジーを受けていくという内容。視聴者は貴重なファッション、装飾品、彫刻のコレクションにも触れることができ、どんどんその世界観に引き込まれてしまう。

感受性の鋭いマネキンに扮するのは「BBCヤングダンサー2019」のコンテンポラリーファイナリストでもあるダンスアーティストで振付師のMax Cookward。誰もいない博物館を転々と踊りながら移動していくと別のダンサーたちと出会い、より一層力強いダンスを披露していく姿は圧巻。FredWaveなど独特な音楽もBGMで流れ見ている人の感情を揺さぶる。そして最後に「Creativity – it’s what makes us human」(創造性が我々を人間にする)というメッセージが刻み込まれ終わる。

この映像はこれから様々なバージョンで配信される予定だ。90秒に編集されたものが映画の上映前に流れ、さらに短いバージョンがSNSでも投稿される予定。4月28日にはFredWave自身が作品に参加したダンサーたちとライブパフォーマンスを披露した。広告というよりも一つのアートとしてさらなる広がりを見せている。

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