落とし前をつける!カーフキックに破壊された“絶対的カリスマ” コナー・マクレガー、復活なるか?

アイルランド出身UFC史上最高のスター、コナー・マクレガー。そしてアメリカ南部ルイジアナ出身のUFCライト級暫定王者ダスティン・ポイエー。宿命のライバルとも言える両者による3度目の対戦が7月11日の『UFC 264:Poirier vs. McGregor 3』で行われる。

UFC - Ultimate Fighting Championship/YouTube

2014年の初対戦ではマクレガーが初回KO、今年2021年1月の再戦ではポイエーが2RでTKO勝利。そして今回間を空けず早速決まった対戦は、まさに決着戦とも言うべき3戦目である。

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UFC、そして現代を代表する格闘家マクレガーはその実力だけでなく、話題を常に振りまくカリスマ性ゆえスター選手となった人物。試合の前後にはパフォーマンスで盛り上げ、時には問題も起こすし、プライベートの様子も公開したりとマメな側面も持つ。2018年にはアイルランド人なだけにアイリッシュ・ウィスキーのブランドも立ち上げるなど、リング外でも話題に事欠かない存在だ。

だが、それゆえ流れの速い総合格闘技のトレンドに対応しきれなくなり、今年のポイエー戦での結果を招いたのではとも批判されている。今回雪辱を果たし、絶対的カリスマとして王座に帰還できるのだろうか。

南部ルイジアナの街、ラファイエット出身のダスティン・ポイエーは今やアメリカを代表する総合格闘家の一人だ。ケイジャン(フランス)系の家系に生まれ、学生時代はストリートファイトに明け暮れた超問題児だったが、今や妻と娘に恵まれ地に足のついた格闘家として活躍している。

試合後は妻に感謝の言葉を述べ、「娘には自分してあげられる最善のことをしてあげたい。そのために格闘家として頑張っているんだ」と穏やかに語り、南部名物のケイジャン料理にピッタリなホットソース・ブランドも立ち上げ、地元では今や名士としてリスペクトされる。若くして格闘家としても人間としても大きな存在となった。

この二人、宿命のライバルであり、互いへの強いリスペクトゆえこの対戦がすぐ実現したという面がある。かつては敵意むき出しで相手を挑発し、今にも飛びかかりそうな空気で会見を行っていたマクレガーも、ポイエーとの対戦では肩を組み笑顔を見せる。先の対戦でも「ぜひ君のホットソースを地元に持ち帰らせてくれ、俺のボトルと交換だ」と沸かせていた。試合後にもすぐに「素晴らしい男だ、またやろう」「必ずだ」とリング上で言葉を交わしており、その時からすでに決着戦となる3戦目の実現は既定路線だったようだ。

また、マクレガーは貧困層の多いポイエーの地元ラファイエットの青少年支援団体に多額の寄付もしている。それに自身も父となり、戦うことにまた違う意味が生まれているのだろう。

三度目の決戦、決着戦とうたわれるこの対戦。前回はローキック、いわゆる“カーフキック”が鍵となったが、今回のポイントは。お互い、どんな対策をして宿命のライバルを迎えるのだろう。直前のSNS上での心理戦(マクレガーがインスタにポイエーの妻からDMが来ていたことを示唆するツイートを投稿した)も興味深く、ただただ楽しみなマッチだ。

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