“KOダイナマイト”内山高志は、何故ハードパンチを打てたのか?

渡嘉敷勝男、竹原慎二、畑山隆則のYouTubeチャンネルで、内山高志を加えた元世界チャンピオン4名が対談形式によるトークを繰り広げた。

渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 公式チャンネル/YouTube

ボクシングを始めたきっかけについては、サッカー少年だったという中学校時代にテレビで偶然辰吉丈一郎の試合を観たことで、当時はボクシングをあまり知らなかったという内山だったが、「この選手、面白いな」と惹かれていったという。高校から本格的にボクシングを始め、当時は線が細く、判定勝利で辛くも国体の準優勝まで上り詰めたのが最高成績だったそう。

ハードパンチャーとしての片鱗が現れたのは大学に入ってからで、そのときは「1年生のなかでも下っ端」というポジションだったため、ミットを持ってくれる人もおらず、延々とサンドバッグを打ち続けていくうちに、屈指のパンチ力を養っていったそう。大学卒業後は一度旅行会社の営業になった内山だが、プロになった仲間たちの活躍を見るうちに「目標もなく何やってるんだろ?」と虚しさがこみ上げ、再度ボクシングの道にカムバックしたという。

畑山が「これを聞いていいかどうか分からないけど」と前置きして、RIZINでのフロイド・メイウェザーとの対戦の噂があったことに触れると、内山は「去年オファーは受けました」と、2019年の年末の試合でオファーがあったことを認める。ファイトマネーも相当な額だったようだが、内山は「僕が勝つことがまず、おかしいですから」と、負けるためにファイトマネーをもらうようなものだと思い、断ったことを明かした。

内山と畑山は同じ階級だが、畑山が王者となったおよそ10年後に同じタイトルに挑戦をしたときの心境について聞かれると、「うれしいですよ。僕は畑山さんの試合をアマチュアのころずっと観ていたので」と、畑山へのリスペクトを示す。

ジェスレルとの再戦に敗北したあと、他のタイトルへ挑戦するという話も「ひそかにあった」と告白した内山だが、敗北をしたからといって方針を変えることに「僕の中では『格好悪いな』というのがあった」と、自身の矜持から引退を決めたことを明かした。

最後に竹原が「これからの大きな夢はある?」と問いかけると、内山は「いや、ないですね」と即答。すると畑山は「世界チャンピオンが夢あるほうがおかしいんだから」と、夢を叶えた人物だからこそ、次の夢を見つけるのは難しいのだと共感していた。

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