ジェイ・Z、トラヴィス・スコットも大好き 日本発デニムブランド「Evisu」再ブームか

日本が誇るデニムブランドの「Evisu」。90年代前半にストリート・ファッション・シーンに登場するやブームを起こし、一時ジェイ・Zやリル・ウェインが愛用するなど、実はヒップホップ界でもハイクオリティ・デニムとして一定の人気がある。

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Bathroom break. #evisu

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もちろん流行には大なり小なり波があるものだが、先日Evisuの公式Instagramから、印象的な“カモメロゴ”のアパレルを着用したトラヴィス・スコットの画像が意味深に投稿されたほか、過去にはリル・ウージー・ヴァートも「Evisu」を履く姿をアップしていたり、再び脚光を浴びそうな気配である。

50年代以降、日本でデニムが大流行したが、そもそもアメリカ製の<リーバイス><ラングラー>といった王道ブランドは日本人の体型に合っていなかったため、日本人テイラーたちがカスタムし始めたのが日本製デニムの始まりと言われている。どんどん高まるデニム需要だったが、量産が続くにつれアメリカ製のクオリティが落ちてゆく中、日本製デニムは逆にどんどんと水準が上がっていく。

丁寧な製法にこだわり、ヴィンテージの機械を使用するなど量産ではなく、ある意味当時のアメリカ製よりも由緒正しいデニムが日本から生まれるようになったのだ。そういった経緯から、1991年に産声をあげた「Evisu」はその印象的な“カモメロゴ”とともにストリートで大人気となる。

先述したように、ジェイ・Zも愛用者の1人。ハイクオリティ・アイテムを身につけることがステータスでもあるヒップホップ勢にとって「Evisu」は最適なデニムであり、もとよりカウボーイ(基本白人)のものだったデニムが、日本製ということでその背景が無化されたことも、ヒップホップ勢にも手に取りやすかった要因かもしれない。

ジェイ・Zのトラック「Shou You How」には“こいつはディーゼルなんかじゃない、Evisuだぜ”という一節があったり、リル・ウェインも「Lock and Load」で“ケツポケットから溢れて、Evisuのロゴにかぶさっちまうほど”とラップしている。

「Evisu」のインターナショナル・モデルは基本中国工場製だが、100%日本製の最高級モデルは国内でしか流通しておらず、手に入れるためには日本に実際に足を運んで購入しないといけない。そういったプレミアム感も人気の一因かもしれないが、「トミー・ヒルフィガーやカルバン・クラインにはないクオリティの高さ」「手作業やヴィンテージ・マシンなどを用いるこだわりや丁寧さで、デニム本来の魅力をたたえていること」が「Evisu」の価値なのだそう。

そんなわけで逆輸入という形で日本人の体型を考えた100%日本製のデニム「Evisu」が再びブームになるかもしれない。

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