「黒人学生にチャンスを」 トラヴィス・スコット、約1億円を寄付

トラヴィス・スコットは、コミュニティの若者を支援するための様々な慈善活動や寄付も行う準備を進めており、地元・テキサス州では『Project HEAL(プロジェクト・ヒール)』の立ち上げに500万ドル(約6億2千万円)投資したとの一報が入ってきた。

2021年に自身が主催した<Astroworld Festival>で10人が亡くなり、5000人以上が負傷した惨劇を巡る裁判が続いている。以来、表舞台から遠ざかっていたが、5月にラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催された<2022 Billboard Music Awards>に登場、徐々に本格的なカムバックへ向け活動を再開している。

『Project HEAL』の一環として、5月には「Historically Black Colleges and Universities:HBCU(歴史的黒人大学)」の学生100人に奨学金100万ドル(約1億2800万円)を寄付。2022年に卒業を控え、最終学期の成績が3.5以上の生徒たちが対象となっている。

また、自身の祖父にちなんで名付けた卒業後も経済的に自立するための奨学金「Waymon Webster Scholarship(ウェイモン・ウェブスター奨学金)」として、一人1万ドル(約128万円)がアラバマA&M大学、セントラル州立大学、ジャクソン州立大学、モーハウス大学、テキサスサザン大学、グランブリング州立大学などを含む38校へ提供された。HBCUへの支援はトラヴィスにとって2度目となる。

「黒人家庭には優秀な生徒がたくさんいるのに、いろいろな妨げにより彼らだけ取り残され、時間切れになる。僕たちはこの状況を変えたいと思ったんだ。今回の奨学生を受け取った100人におめでとうと言いたい。来年もこの活動を続けてより多くの生徒をサポートしたい」とトラヴィスは話した。

プロジェクトマネージャーを務めるトラヴィスの妹、ジョーダン・ウェブスター氏も「私も先週ハワード大学の卒業証書を受け取りました。生涯をかけて学問に身を捧げた祖父の思いは私たち家族にとって掛け替えのないものです。トラヴィスが100人の生徒をサポートできたことはとても嬉しく、これからも兄共々みんなの明るい未来を築く手助けをしていきたいです」と語る。

HBCUのエグゼクティブディレクターを務めるダニエル・モス氏も「ウェイモン・ウェブスター奨学金を受け取った100人は、スコットさんの温かい思いやりのおかげで生涯影響を持ち続けます。彼らの経済的な負担を和らげたことで、これから何十年間も地域社会へ卒業生たちは恩返しをしてくれるはずです」と感謝した。

トラヴィスは他にも弱い立場の子どもたちのための無料メンタルヘルス・プログラムの設立や、主宰する「Cactus Jack Foundation(カクタス・ジャック財団)」が提供しているクリエイティブ・デザイン・プログラムの拡大などにも力を注いでいるほか、何よりも『アストロワールド』<Astroworld Festival>と同じような惨劇を繰り返さないよう、U.S. Conference of Mayors Task Force of Event Safety(イベントの安全運営を目的とする全米市長会議タスクフォース)へ寄付することでイベントの危機管理や安全管理を徹底する体制づくりも目指しているようだ。

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