今シーズン最高のスタートダッシュを切ったチームがアトランタ・ホークスだ。昨シーズンは30チーム中26位という成績で終わったが、今季は開幕週を3勝と負けなしでスタート。ダニーロ・ガリナリ、ラジョン・ロンド、ボグダン・ボグダノビッチなど開幕前に大補強を行った成果もあるが、何よりもエースのトレイ・ヤングが牽引するオフェンス力が凄まじいことになっている。
ホークスが開幕3試合で記録した平均得点(100ポゼッションあたり)は123.7ポイントにもなる。これは昨季圧倒的な強さで優勝したロサンゼルス・レイカーズを4点以上も上回ってリーグ1位。また、eFG%(シュートの効率を表す数字)も59.1%でリーグ2位につける。そんな中、ヤングはFG53%(得意の3Pは42.1%)で平均34得点、7アシストを記録し、平均50得点ほどに絡む活躍を見せている。
そして、最も驚異的なのがFT(フリースロー)の獲得数である。昨シーズン、最近のNBAで最もFTを獲得しているジェームズ・ハーデンの流れの中での試投(FG)数をFT数で割ったFTレートは52.8%である。ただ、今シーズンのヤングは“異次元”のレベル。この開幕3試合で獲得したFT数はなんと46本で、FTレートは93.9%。すなわちFGとFTをほとんど同数打つほど、相手ディフェンスのファウルを引き出しているということになる。
もとからファウルを引き出すのが上手いヤングであるが、今シーズンはさらに巧みになっている。例えば、ドライブしながら腕を前に出して相手の手を引っ掛ける“ハーデン式”ドライブはすでにお手のものだ。
また、スピードでミスマッチの相手がディフェンスになれば、大きくスペースを取って1on1を仕掛けて相手を翻弄。そこから、もともとの必殺技であった3Pを放てば、相手はあわてて出てきてAND1をもらう。これで一丁上がりだ。
そして、もしも相手がファウルをしてこない場合でも“普通”にシュートを決められるのが、一流の選手だ。このプレイではドライブに行ったあと、腕をスイングしながらフローターシュートを沈める。ここでディフェンスが手を引っ掛けてくればファウルを引き出せるし、あわよくばAND1で3点、4点プレイを狙えるということだ。
大学やNBAに入った頃は3Pラインを気にしないロングショットを武器に、ステフィン・カリー“2世”と呼ばれていたヤングだが、最近のプレイは“リトルハーデン”と呼ぶにふさわしい。また、ファウルを引き出すいやらしいプレイと自信たっぷりな態度は、良い意味で“ヴィラン(悪役)”となるだろう。3年目にしてリーグ最高のヴィランになり得るヤング率いるホークスが、今季台風の目になることは想像に難くない。
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