歩けなくしてやる! ヤバい所に手を出した“NBAの悪役”のツイートが物議

カニエ・ウエストの『DONDA』に続き、超大物のドレイクもニューアルバム『Certified Lover Boy』をリリースするなど、音楽業界の話題がメディアを賑わしているが、とあるNBA選手のツイートしたジェイ・Zのレガシーに鋭く切り込んだ内容が波紋を呼んでいる。

その選手とは、アトランタ・ホークスのエースにして、プレイオフで注目株のヴィラン(悪役)としても名を上げたトレイ・ヤングだ。

ヤングは「Yo when we gonna say Drake has passed Hov ?(ドレイクがジェイ・Zを超えたといつみんな言うんだ?)」と仰天発言。Hov(Hovはジェイ・Zのニックネーム。“エホバ”をもじった“Jay Hovah”の略称)はヘブライ語で“神”の意味を持つが、ヒップホップ界のレジェンドで唯一無二のラッパーを大胆不敵にディスるコメントに驚きを隠せなかった人は多かったようだ。

さすがに「They both goats(二人とも史上最高)」などと自身の投稿のフォローを試みたヤングだが、各界のセレブやスターたちも巻き込む事態になってしまう。

「Hov verse is the highlight of the album lol(ジェイ・Zのヴァースがドレイクの新アルバムで一番盛り上がる場所笑)」とツイートしたのは音楽プロデューサーでDJのMike Free (マイク・フリー)。 たしかに“You know the price of everything but the value of nothing(すべての値段を分かっていても、物事の価値は分かっていない)”というジェイ・Zのリリックは称賛を浴びた。

NBAユタ・ジャズのスター、ドノバン・ミッチェルもヤングのツイートに反応したひとりで、「Stop it!(やめろ!)」とシンプルに反論。だが、このツイートが注目を集めた理由はもう一つある。昨年のプレイオフでニューヨーク・ニックス相手に大活躍し、ヒールに徹したトレイ。ニックスの本拠地マディソン・スクエア・ガーデンに一歩足を踏み入れただけで大ブーイングを浴びるほど嫌われ者になったが、ジェイ・Zはニューヨークのブルックリン生まれ。このツイートはニックスファンに向けられたものではないかという疑惑が浮上したのだ。

ヤングのツイートをきっかけにTwitterでは以下のようなリアクションが生まれている。

「This man is laser focused on trolling New York(この男はニューヨークにケンカをふっかけることに全身全霊を注いでいる)」

「Why trae love taunting New York?(どうしてトレイはニューヨークを挑発するのが好きなんだろう?)」

「lol Trae not gonna be allowed to step foot again in NYC(トレイは二度とニューヨークに足を踏み入れることが許されない笑)」

「Just when we thought Knicks fans couldn’t boo Trae Young any louder this year…(ニックスファンはこれ以上のブーイングはトレイ・ヤングにできないと思ってたところだったのに…)」

「Trae really the biggest villain NY has ever seen lmao(トレイはニューヨークの歴史上で一番の嫌われ者笑)」

あくまでこれは一部で、異論反論が殺到してしまった。現実的に、ドレイクは世界中で数多くのヒットを飛ばしている現行ヒップホップでの最重要人物のひとりだが、レジェンドのジェイ・Zを超えたと言われると、素直に共感できる人はまだ多くないようだ。さすがに正気を取り戻したのか、「Everybody, Hov #1 to me (みんな、ジェイ・Zは俺にとっても1番だよ)」とツイートし、観念するポーズを見せたヤングだが、続くツイートは「すべてのHovファンへ」というコメント付きのおもしろ動画で再びツッコミ殺到。大胆不敵なヤングが撒いた火種がすぐに収束へと向かうことはないようだ。

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