クセが強い!椅子殴って骨折、三振マシン…MLBのヤバすぎるリリーフ投手たち

MLBの公式YouTubeチャンネルで「Top 10 Relief Pitchers in MLB | 2021 Top Players」と題した動画が公開されている。これはMLBネットワークの「Top 10 Right Now!」によるMLBのリリーフ投手トップ10だ。スター選手のリアム・ヘンドリックス、アロルディス・チャップマン、デビン・ウィリアムズのような選手はどう評価されているのだろうか? ランキングとともにクセの強い選手たちを一部ご紹介。

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10位:ジョシュ・ヘイダー

ミルウォーキー・ブルワーズの、“三振量産野郎”とでも呼べそうなジョシュ・ヘイダー。豪快なピッチングスタイルがこの投手の魅力で、低目のリリースポイントから放たれた高回転の直球は浮き上がってくるのだという。マックスで100mph(約160km)出せるが、たとえ実際には94mph(約150km)程度でも、バッターボックスに立つ者はまるで100mphの球を迎え撃っているような感覚になるのだとか。そのピッチングに打ち勝つには、技術と圧に負けない気迫も必要だ。挑発、左腕、変則スリークォーター気味の投球と彼の姿に往年の名投手“ビッグユニット”ことランディ・ジョンソンを思い出す方もいるのでは。

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5位:ジェームズ・カリンチャク

95年生まれクリーブランド・インディアンズの背番号99、ジェームズ・カリンチャク。“インディアンズの99番”と聞いてピンときた方もいるかもしれないが、かつて映画『メジャーリーグ』でチャーリー・シーンが演じた“ワイルドシング”ヴォーンと同じチーム、同じ背番号なのである。つまりカリンチャクはそのオマージュ的存在なのだ。長身からの豪速球、そしてキャッチャーが取り損ねるほどの激しいカーブは映画の”ワイルドシング”さながらの豪快なピッチングでリーグを沸かせている。チャーリー・シーンが激励のツイートを送ったことも納得の魅力的なリリーフ投手だ。

3位:デビン・ウィリアムズ

実況が口を揃えて“リリーフ界最高”と称賛する新鋭ウィリアムズ。実際にはヘイダーらの存在もあり、セットアッパーとして稼働しているが、4シームの直球、そして何と言っても代名詞的チェンジアップで知られている。スクリューに似た回転を見せ、85mph(約137km)という絶妙な速度でバットを振らせるが、2020年にはこれをさらに改良。ますます決め球としての投球頻度が増えた。野球評論家で“ピッチング忍者”ことロブ・フリードマンはこのチェンジアップを“エアベンダー”と呼び、定着している。

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2位:ドリュー・ポメランツ

愛称“ビッグ・スムーズ”。チームを転々としてきた実力者だが、低迷期に投球と逆の手で椅子を殴って骨折、戦力外リストに入れられるなど一筋縄でいかないところもある選手。だがその後、2016年のパドレス時代にオールスターに選出、2018年レッドソックスではワールドシリーズチャンピオンに輝いた。
兄のステューも元MLBの選手で、アメフトと野球選手だったガーランド・バッキーヤのひ孫にあたる、アメリカの典型的なスポーツ家系の選手だ。2021年現在は二度目となるパドレス在籍中、今シーズンも活躍を期待されている。

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1位:リアム・ヘンドリックス

“スライダ”ことヘンドリックス。その異名はもちろん彼の決め球である高速スライダーから来ている。オーストラリア出身のため発音が強く訛ることからこう呼ばれるようになった。アスレチックス時代でよく知られるが今年からホワイトソックスに移籍。3年で5400万ドルという高額で豪快な契約だが、投球も豪快だ。速球は最速100mph(約160km)、90mph(約145km)近い高速スライダー、激しく変化するカーブなどで現代MLBを代表するクローザーだ。動画内では実況も「エグい! なんてえげつない投球だ!」と感嘆している。TVインタビューでは映画『クロコダイル・ダンディー』などオーストラリア・ネタの話題にも気さくに乗るフレンドリーなキャラ。しかし投球は熱い。「登板している間はアングリー(キレてる)だけど、何イニングもその状態ってのは疲れる。なのでベンチに戻るときは誰かしらイジって笑って、マウンドに戻ったらまたキレてる」などと冗談めかして説明する様子も面白い、愛すべきワイルドガイなのだ。

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<2021年リリーフ投手ランキング(Top 10 Relief Pitchers in MLB | 2021 Top Players)>

1位:リアム・ヘンドリックス(オークランド・アスレチックス→シカゴ・ホワイトソックス)
2位:ドリュー・ポメランツ(サンディエゴ・パドレス)
3位:デビン・ウィリアムズ(ミルウォーキー・ブルワーズ)
4位:ニック・アンダーソン(タンパベイ・レイズ)
5位:ジェームズ・カリンチャク(クリーブランド・インディアンズ)
6位:ブラッド・ハンド(クリーブランド・インディアンス→ワシントン・ナショナルズ)
7位:アロルディス・チャップマン(ニューヨーク・ヤンキース)
8位:アーロン・バマー(シカゴ・ホワイトソックス)
9位:タイラー・ダフィー(ミネソタ・ツインズ)
10位:ジョシュ・ヘイダー(ミルウォーキー・ブルワーズ)

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