高い演技力でどんな役柄でも演じ切るイギリスの俳優、トム・ハーディ。2015年に主演した映画『レジェンド 狂気の美学』では、双子のギャングというハードで難しい役柄を1人2役で演じている。
実話を元にイギリスの裏社会を描く物語は、放送禁止用語のオンパレード。劇中に登場した「F○ck」などの罵り言葉を編集した動画は恐怖というよりも笑えてしまうが、この作品でのトム・ハーディの名演を振り返ってみよう。
物語の舞台は、60年代のロンドン。トム・ハーディが1人2役で演じるのは、イギリスに実在した伝説の双子ギャング、クレイ兄弟。頭脳派でカリスマ的な兄・レジーと、凶暴で命知らずの弟・ロン。強い絆で結ばれた兄弟は、頭脳と暴力でロンドン全域を支配するようになる。
ありとあらゆる悪行を生業としながら、ナイトクラブやカジノの経営で荒稼ぎしていたクレイ兄弟。アメリカンマフィアと手を組み、セレブや政治家とも親交を深めながら、彼らが築いた暗黒の帝国は栄華を極めていく。しかし、愛するフランシスのためにナイトクラブの経営に注力しようとする兄・レジーと、それを快く思わない弟・ロンの関係を含め、組織内に不協和音が生まれ、さらに警察の執拗な捜査も迫っていた。
物語の前半では、ロンドンで勢力を広げるクレイ兄弟が敵対するギャングの集うパブに乗り込み、一味を叩きのめす場面が描かれる。「組織ごと潰してやる」「この野郎」「くたばれ」などと罵り言葉が飛び交うなかで、レジーはメリケンサック、ロンはハンマーを使って大暴れする。
自らが経営するナイトクラブで2人が激しい兄弟ゲンカをする場面では、ロンの破滅的な行動により経営が悪化したことを怒るレジーと、精神疾患を患っており一度キレると手がつけられなくなるロンが、「クソ野郎」「ふざけんな」「離せ」などと罵り合いながら、本気の喧嘩を繰り広げる。その場にあった酒の瓶などを使った攻撃と肉弾戦により、流血沙汰の大喧嘩に発展した。
ほかにも、ギャングの拷問や脅迫、警官の会話、組織内での仲間割れによる言い争い、レジーが収監された刑務所での仕打ちなど、至るところで放送禁止用語が飛び交う。クレイジーなギャングスターツインズの栄華と凋落の軌跡を描いた物語を見届けてみてはいかがだろう。
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