「世紀の一戦」 辰吉丈一郎vs薬師寺保栄 “勝負の分かれ目”を元世界王者が語る

ボクシングの元世界チャンピオン、渡嘉敷勝男、竹原慎二、畑山隆則の公式YouTubeチャンネルで、1994年12月4日に名古屋市総合体育館でおこなわれたWBC世界バンタム級王座統一戦での辰吉vs薬師寺保栄の闘いについて語り合う場面があった。

渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 公式チャンネル/YouTube

渡嘉敷が「あれはすごい話題になったからね」と興奮気味に語ると、竹原は「僕は正直『辰吉さん勝つな』と思ったんですけど、テレビで観たらやっぱり『薬師寺さん圧勝だな』と思いましたね」と、予想をくつがえす内容だったと振り返る。

畑山は「貫きましたからね、ボクシング」と薬師寺の意志の強さに敬意を示しながらも、「俺も今は薬師寺先輩好きだけど、そのときは『薬師寺負けろ、負けろ!』って思っていたんですけどね。『辰吉勝て!』って思っていたんだけど」と、当時の気持ちを告白していた。

しかし渡嘉敷は「私は五分五分だと思った」と語り、理由について「辰吉陣営は大阪でやってほしかったけど、薬師寺陣営が名古屋でやったよね。そういう意味で、地元では『絶対に負けられない』という意識を持っているから、すごく練習をしていると思ったんだよ」と、薬師寺にはホームによるアドバンテージがあったと解説。

さらに「辰吉は昔、薬師寺がスパーリングパートナーだったから、どこかで気は抜いたと思うね」と指摘すると、竹原は「スパーリングパートナーで圧勝していたら舐めちゃうんですよね」、畑山は「ちょっと気が緩みますよね」と同意した。

また、竹原は「僕はあの試合を観て思ったのが、今思えば畑山vs坂本ですね。ガードをしっかりして攻めるのと、ノーガードで打たれながらも攻める」と、畑山が10ラウンドでTKO勝利した、2000年10月11日に横浜アリーナで実施された、畑山と坂本博之によるWBA世界ライト級タイトルマッチと重なるところがあるとも語った。

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