乱闘上等!体張ってナンボ 90年代NBAは現代じゃ考えられない

2000年のシドニーオリンピックで金メダルを獲得し、オールスターに5度選出されたNBAレジェンドのティム・ハーダウェイ。レイチェル・ニコルズが司会を務める『The Jump』にゲスト出演し、『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』が放送された当時の心境について語った。

ESPN/YouTube

コロナ禍の中で90年代NBAへの注目が再燃し、当時のバスケに多くの人が関心を持ったことへの心境を聞かれるとこのように答えた。

「最高だったさ! 90年代のNBAは世界、いや宇宙で最も素晴らしい時期。毎晩が激しいぶつかり合いで、全てを出しきらないと勝負にならなかったんだ」

『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』で当時の荒々しいバスケを初めて知った若い世代は驚いたに違いない。90年代のNBAでは裕福な環境に恵まれず、自らの身体と努力でプロの世界にまで上り詰めた選手たちが多くいた。今なら20日間の出場停止を言い渡されてもおかしくないような乱闘が当たり前のように起きていたのは、きっと少年時代を過ごした厳しい環境で根付いた闘争心がもたらしたのだろう。

「90年代のバスケを表現するなら“フィジカリティー”。強い身体がないと戦えなかったんだ。だからこそ、相手チームが自分に対してどのように挑んでくるのかを理解することが重要だったんだ。もちろん自分も相手をどう守るか研究する。毎日が勉強だったよ。とにかく強烈なバスケだったけど、僕にとってはそれが何ものにも代えがたい経験。マイケル・ジョーダン、レジー・ミラー、ニックス、コービー、親友のミッチ・リッチモンドやクリス・マリン、彼らと激しく競い合った90年代はとにかく最高だったよ」

ラストダンスで描かれるマイケル・ジョーダン率いる90年代のシカゴ・ブルズ黄金期。コロナ禍で外に出ることがてきない中、悶々とした日々の憂鬱を晴らす爽快な映像に人々は興奮した。スリーポイント、スモールボール全盛期に入った今にはない、我を忘れて興奮するNBAの姿がそこにはあったのかもしれない。

TAGS