「この技が一番難しい」 “元祖キラークロスオーバー” T・ハーダウェイが後輩をメッタ斬り

“キラークロスオーバー”を駆使し、90年代に大活躍したティム・ハーダウェイ(マイアミ・ヒート、ゴールデンステイト・ウォリアーズ等)。そんなハーダウェイに、アレン・アイバーソン、マヌ・ジノビリ、ジェームズ・ハーデンのシグネチャームーブの中で、どれが一番難しい技なのかと質問を投げかけてみた。

NBA on ESPN/YouTube

「言ってしまえば、“本物のキラークロスオーバー”が一番難しいね。おそらく、多くの人は完璧にボールコントロールされたキラークロスオーバーを見たことがない。大体のやつはキラークロスオーバーの後に、ボールをファンブルしちまうかターンオーバーになるんだ。もっと低くドリブルすれば成功率は高くなるんだけど難しいみたいだね。相手ディフェンスの前で一気に姿勢を下げて、本当に右側に行くと見せかける。それが難しいからこそ、キラークロスオーバーは難しい。レッグスルーとかスピンムーブとかビハインドバックなんかは簡単さ。完全にボールを操らなければならないから、この技が一番難しいんだよ」とコメント。やはり自分の技に一番の自信を持っているようだ。また、上記で言及したシグネチャームーブについてはそれぞれこのようなことを語ってくれた。

・アレン・アイバーソン:クロスオーバー
「アイバーソンのやつは“Carried(運ぶ)”クロスオーバーだね。彼独自の技として、みんなそう言っているよ。しかし、多くの人が理解していないんだけど、もしストリートであればあの技はダメだ。審判がいて高校や大学の試合でやるならOKさ。だけどストリートであれをやったら、『だめ、だめ、だめ、もう一回だ』って確実に言われるね」

・マヌ・ジノビリ:ユーロステップ
「俺はサルナス・マーシャローニスとプレイしたことがあるんだけど、ユーロステップで彼の右に出るものはいないね。俺らも初めて見た時はトラベリングだと思ったんだけど、彼が『これは“ユーロステップ”だ!』って言ってね。『あぁー!? それでもトラベリングだろ!』と思ったけど、彼は完全に自分のモノにしてNBAでも通用していた。だからジノビリがやり出した時も『それは知ってる、どうやってやるのかもね』って感じだったね」

NBA/YouTube

・ジェームズ・ハーデン:ステップバック
「ハーデンのステップバックは、4歩5歩とステップを踏まなければ良いステップバックだと思うよ(笑)。今流れているステップバックは良いプレイだ、トラベリングじゃない。俺も左サイドでよく使っていたやつだ。あっ、今のはちょっと危ないな、ギリギリのラインだね(笑)。トラベリングにもなりそうだ。あとは少し相手を押しすぎだね。今のは大丈夫」

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と、決して彼らのスキルを褒めることはなかった。そして、インタビュアーから「あなたの話を聞いていると、特徴として“トラベリング”って言葉がやたらと出てきますね(笑)」と冗談交じりに尋ねられると、「いやいや、俺はトラベリングとは言ってないぞ。全部いいステップだと言っているだろ(笑)? 俺は、ハーデンが1回やった4歩か5歩のステップバックしかトラベリングと言ってないからな」

キレッキレの“キラークロスオーバー”ドリブルでNBAを沸かせたハーダウェイだが、引退後はキレッキレの“口撃”でNBAを沸かせてているようだ。

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