球団内部にスパイがいた! 阪神・岡田監督時代の壮絶な“騙し合い”

元プロ野球選手で解説者の中西清起が自身のYouTubeチャンネルにおいて、元阪神監督で解説者の岡田彰布と対談し、阪神首脳陣時代のダマシ合いの情報戦ウラ話を暴露した。

中西清起の虎の穴チャンネル/YouTube

「近年じゃ監督が移動するんだからさ。ひと昔前なら考えられなかった。同じリーグ同士で移動は」と言う中西。その裏には各球団が持つ極秘情報の漏洩を恐れてのことがあったのは言うまでもない。しかし、選手もFA(フリーエージェント)制度の導入などで流動化は進み、各球団の情報管理はデジタル化もともない新たなステージに入った。しかし、阪神で岡田が監督を、中西がコーチを務めていた2004年当時は、まだアナログな面が残っていたようだ。

「長嶋(清幸=元阪神守備走塁コーチ)が中日行くから、『あまり長嶋にいらんこと言うとくなよ』とかな。こっちがやってることが分かるから」と話す岡田。中西も「情報(漏れ)というのはあったな。そのころはまだ予告先発じゃなかったから。えらいジャイアンツ戦のオーダーが左右(投手)ピタリ当ててくるからさ。おかしいな」と思っていたという。

中西氏が「誰か絶対リークしてまっせ」と進言すると、岡田氏は「ちょっと泳がせとけ」と言って対策を講じたという。たとえば、コーチ会議で先発に右腕の安藤を予定しているのに「明日は(左腕の)下柳やな」とわざとボケてみせたという。「要するに身内からダマシにいってんねん。案の定、下柳と言ったら、巨人が右(打者)ばかりずら〜って並べてきてさ」とニセ情報が巨人に筒抜けだったことを明かす。ただ、こちらの情報も漏らすが相手の情報も得ていたようで、岡田も「結局、貸し借りやな」と当時を振り返る。

岡田は「だからけっこうダマシたなあ。メンバー交換のときに原(監督)がいっつも言っとったわ『先輩、正々堂々とやりましょうや』。『別にこっちは何もしとらんやないかい』と何回か言った」とエピソードを明かすと中西氏は「今は隠さなくても予告先発だから楽やと思うけどさ」と情報戦で身内にまで疑いをかけていた当時を懐かしんだ。

阪神タイガース 公式/YouTube

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