家族のために人を殺せるか? 組織の命令に忠誠心が試される

ニック・ローランド監督によるアイルランドを舞台にした骨太なクライム映画『The Shadow of Violence(原題)』のトレイラーが公開された。

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アイルランドの田舎町を舞台に、麻薬密売を生業にするデヴァースファミリーに雇われた元ボクサー、ダグラス・“アーム”・アームストロング。ある日、冷酷無比なファミリーからある人物を殺すよう命令された時、ダグラスの忠誠心が試される……というのが大まかなストーリーだが、トレイラーを見ても終始雲が垂れ込めた暗い土地で、暴力が暴力を呼ぶ負の連鎖と破滅的な展開の予感しかしない仕上がりとなっている。

主役のダグラス役にはコズモ・ジャーヴィス、そしてデヴァースファミリーを率いる若き悪党で、ダグラスを気にかけている風をしながら実は冷酷に彼を利用しているディンプナ役に『ダンケルク』などのバリー・コーガンがあたる。

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本作はアイルランド出身の作家コリン・バレットによる短編小説『Young Skins(原題)』をもとに映画化されている。これが初監督作となるローランド監督は、「この映画は一見、緊張感に満ちた犯罪スリラーに見えるかもしれない。でも芯の部分にあるのは忠誠心、家族、そして父性だ。これは、最悪な人間関係がいかに虐待された人の人生を左右するかを描いている。僕はこの作品で、社会がどのように誤解したり、弱者を利用したりすることができるのか、また、これらの虐待から目を背けることが可能であるかを探究したかった」と、この映画に込めた思いを語っている。

海外では2020年7月31日予定となっている。日本公開の報も待ちたいところだ。

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