チームを団結させた合言葉とは? NBAの名コーチの哲学

チームや選手を栄光に導いたコーチたちには、スポーツのみならず人生にも当てはまる己のルールがある。超一流コーチだけが知る成功の哲学に迫るNetflixドキュメンタリー『プレイブック: コーチが語る人生戦略』では、バスケットボール、サッカー、テニスなどスポーツ界の第一線で活躍する5人の名コーチがインタビューに答えている。

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2020-21シーズンよりNBAのフィラデルフィア・セブンティシクサーズのヘッドコーチに就任するドック・リバースは、2008年にボストン・セルティックスでチームを優勝に導いた団結の哲学を明かす。

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チームの合言葉となったのは、アフリカをルーツとする「ウブントゥ」という“生き方”。人間であることの本質であり、“単独”の反対を意味する言葉だ。“他人があって自分がある”“全員がベストでないと自分だけなれない”ということを大切にする精神が広がったことで、チームワークが飛躍的に良くなったのだ。また、ロサンゼルス・クリッパーズ指揮官時代に、オーナーのドナルド・スターリングによるアフリカ系アメリカ人に対する人種差別発言があり、コーチとして憤りと葛藤を感じながらチームを率いた経験も振り返っている。

ドックはコーチという仕事の喜びは勝つことだけではないと考えている。「若者が成長する様を見る喜びだ。選手として人として成長し、改善していく。自分もその一部だ」「良い選手、良い人間、チームメートを育てるのがコーチだ。どう強くてどう慈悲深い人間になるか、良い勝者と敗者になるか、私もそれを学びたい」と語る。

ドック・リバースとジョゼ・モウリーニョのほかにも、ワールドカップでアメリカ女子代表を2連覇に導いたジル・エリス監督、女子バスケットボールの全米大学チャンピオンとなったサウスカロライナ大学のコーチを務めるドーン・ステーリー、女子テニスのセリーナ・ウィリアムズのコーチとして知られるパトリック・ムラトグルーも登場している。

このドキュメンタリーで紹介されるコーチたちは、ときに冷静にチームや選手の特質を活かした戦略を明かし、ときに熱くスポーツやチームへの愛情を語りながら人間味あふれる素顔を見せる。結果を残している超一流コーチだけに、彼らが明かす自らのルールと哲学には説得力があり、その言葉には深みがある。スポーツのみならず人生に通じる教訓となるような名言も数多く飛び出し、観る者は心を動かされるだろう。

感動のドキュメンタリー『プレイブック: コーチが語る人生戦略』はNetflixで独占配信中。

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