黒人俳優オールスター西部劇 Netflix製作、プロデューサーはJay-Z

Netflixが製作する、黒人出演者による“オール・ブラック西部劇”が撮影されるとのこと。タイトルは『The Harder They Fall(原題)』。

監督には音楽プロデューサー/アーティストとしても活動する“Bullits”ことジェイムス・サミュエル、そしてプロデューサーにはジェイ・Zが名を連ねており、役者陣もラキース・スタンフィールド、ザジー・ビーツ、イドリス・エルバら、現代黒人俳優オールスターとも言えるメンツが揃ったようだ。

ラッパー、詩人としても活躍し『ストレイト・アウタ・コンプトン』(2015年)でスヌープ・ドッグを演じたラキース、『ジョーカー』(2019年)での演技も記憶に新しいザジー・ビーツ、そして今やイギリス名優の1人とも言えるイドリス・エルバ。さらに、テレビドラマ界で監督/女優として活躍するレジーナ・キング、そして40年ものキャリアを誇る名バイプレイヤー、デルロイ・リンドーなどなど、ジャンルや世代を超えて黒人俳優が集結するという本作だが、西部劇の伝統である復讐劇の形式をとっており、両親を殺害された若者(ジョナサン・メジャース)と、彼の両親を殺害した男(イドリス・エルバ)を巡るストーリーになるらしい。

YouTube

YouTube

今作で監督を務めるジェイムス・サミュエルとジェイ・Zは、バズ・ラーマン監督によるヒット作『華麗なるギャツビー』(2013年)の音楽を担当していたこともあり、旧知の仲である。ブラック・ミュージックのビートが流れるウェスタン映画という興味深い試みも期待できそうだ。

無法の荒れ地を舞台に、虐げられた者、ならず者、一匹狼、報復と正義を描いてきたいわゆるウェスタン映画。白人中心のジャンルだった(ハリウッド自体がそうである、と言われればそうだが……)が、今作は白人が主人公でもなければ、イタリア製“マカロニ・ウェスタン”でもない、あくまでも黒人による黒人を主人公にしたいわば“ブラック・ウェスタン”だ。クエンティン・タランティーノ監督作『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012年)も記憶に新しいが、黒人文化の転換期を迎えているまさに現在、どんな作品になるのか非常に楽しみである。

©︎ Universal Pictures

TAGS