「金属バットで殴られる痛さ」「腕折られる前に倒す」 武尊、身体の危機を感じた戦い

武尊が自身のYouTubeチャンネルで、2019年3月10日に開催された「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~」でのヨーキッサダー・ユッタチョンブリー戦を振り返った。

武尊 / TAKERU/YouTube

武尊はムエタイの聖地<ルンピニー・スタジアム>と並ぶ、最高権威である<ラジャダムナン・スタジアム>の現役チャンピオンだったユッタチョンブリーと戦うことは、「すごく大きなこと」だったと回想する。「K-1チャンピオンになってからずっとムエタイのチャンピオンとやりたかった」と言う念願の一戦では、「自分の身体が壊れてもいい」という気持ちで挑んだそう。

ユッタチョンブリーはアマチュアでの戦績も含めた400戦で、一度もKO負けをしたことがない強敵だったが、武尊は恐怖心よりも「うれしさのほうが強かった」とコメント。格下と戦うときは「勝つのが当たり前」というプレッシャーがあるが、久しぶりに感じた「これを越えたら強さを証明できる」位置づけの試合だったという。

VTRで試合を振り返ると、武尊はムエタイの選手が慣れていないローキックを積極的に使う戦略を用いて攻めていく。しかしユッタチョンブリーも超のつく実力者、ミドルキックは「金属バットで殴られたくらいの痛さだった」という。普段の武尊は、試合中にミドルキックで痛みを感じることはなく、痛みは「これ以上やったら危ない」というサインではないかと、かなりの危機感があったのだとか。

1ラウンドが終わり、まだ相手の強さは未知数な部分があったものの、武尊は「腕が折れる前に倒さなきゃ」と、2ラウンド目でよりプレッシャーをかけていくことを決める。そして機を見て出した「温存していた右」が勝負を決めた。

本人の話では、試合前に右の拳を怪我してしまい、温存しながら戦っていたことが結果的に虚をつく結果になったのだそう。ダウンを奪い、KO勝利を決めた瞬間は「400戦倒れていない人が倒れると思わない」ことから続行、場合によっては判定まで行くことも覚悟しており、喜びもひとしおだったという。

「この試合はいろいろな覚悟を持ってやった試合だから、うれしかった」と試合を振り返った武尊。過去にもKO負けをしたことがない選手を幾人も倒してきたが、「そういう選手は得意というか、気合が入る、やる気が起きる」とファイターらしく熱いコメントを発して胸を張った。

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