畑山隆則とはどんな男か? 竹原慎二が出会いを語る

ボクシング元WBA世界ミドル級王者でタレントの竹原慎二氏が自身のYouTubeチャンネル『竹原テレビ』で元WBA世界ライト級王者でタレントの畑山隆則氏との仲を告白している。現在、共同で「竹原慎二&畑山隆則のボクサ・フィットネス・ジム」を運営する盟友との出会いはどんなものだったのだろうか。

竹原テレビ/YouTube

初めての出会いはボクシング年間表彰式の席上だった。竹原氏が1995年度の最優秀選手賞に輝いたときに畑山氏はKO賞を受賞している。次の出会いは引退後、ボクシング雑誌に連載をもっていた竹原氏が対談相手に選んだのが畑山氏だった。「なかなか面白いやつだった」という印象も、特に深い付き合いにはならなかったという。階級の違いもあり、当然ながら拳を突き合わせることもなかった。

急接近するのが、テレビバラエティ番組『ガチンコ!』(TBS系)の名物企画「ガチンコ・ファイトクラブ」だ。竹原氏が鬼コーチとなり、血気盛んな不良少年たちにボクシング特訓し、プロテスト合格させるというノンフィクションで、実際にプロボクサーも数人輩出した。そこに特別コーチとして招聘したのが畑山氏だった。そのころ畑山は1999年6月、2度目の防衛戦で5回TKO負けを喫し、WBA世界スーパーフェザー級王座から陥落。同年7月に現役引退し、タレント活動をしていた。しかし、ボクシングへの思いは断ちがたく、翌年引退を撤回。階級を上げ6月にヒルベルト・セラノ(ベネズエラ)の持つWBA世界ライト級王座に挑戦する直前だった。

「『次、カムバック戦あるんで!』って言っていて、素晴らしいKO勝ちしていて! そのあとに坂本さんとやって、それもいい試合で勝って」(竹原氏)。2000年10月、元OPBF東洋太平洋ライト級王者の坂本博之氏に10回TKOで初防衛に成功し、人気がうなぎのぼりになる畑山氏を見続けていたという。

転機が訪れたのは、畑山氏が正式引退後の2002年だったと竹原氏は話す。「はたけが、『竹原さん、ジムやりませんか? アマチュアのジムなんですけど一緒にやりましょうよ』と誘われた」という。7月に共同で「竹原慎二&畑山隆則のボクサ・フィットネス・ジム」を新宿区百人町(のちに大田区に移転)で始めたという。誘われていなければジム運営など考えていなかった竹原氏にとって、畑山氏は人生のキーパーソンだったに違いない。

20年変わらずジムを運営してきた現在はジム会長(竹原氏)とマネージャー(畑山氏)という立場で「一緒のパートナー」だという竹原氏は、畑山氏と一緒に強いボクサーを育てたいという目標を掲げる。「会長という立場なので(現場は)トレーナーたちに任せないとダメ」と話しつつも、自分や畑山氏の若い時代を彷彿とさせる「叩き上げの若い連中が入門してきている」と目を細める。いずれ世界チャンプ2人のジムから次なる世界王者が誕生する日が来るかもしれない。

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