マトリックスと意外な関係、主演はキアヌじゃなかった… 『ジョン・ウィック』完全トリビア

おそらく皆さんが大好きな映画の一つにキアヌ・リーブス出演の「ジョン・ウィック」があるかと思います(笑)。何度観ても面白いから、この機会に自宅で見直す、と言う方もいるでしょう。今回は「ジョン・ウィック」について知っておくと面白いトリビアをご紹介しましょう。

当初の設定は、おじいちゃんだった?

本作の脚本を書いたデレク・コルスタットによれば、元々主人公は60歳を過ぎた殺し屋でイメージ・キャストとしてはポール・ニューマンだったそうです。
しかし結果、キアヌ・リーブス=40代後半になった。またタイトルは当初「スコーン」でしたが、キアヌ・リーブスがジョン・ウィックという名前を気に入り、タイトルにしたそうです。このジョン・ウィックというのはこれまた脚本家のデレク・コルスタットの母方の祖父の名だそうです。キアヌ・リーブスはきっと響きが気にいったんでしょうね。

「ジョン・ウィック」は実話?

撮影時、キアヌ・リーブスは恋人のジェニファー・サイムを交通事故で失っており、主人公と近い心境だったと思います。また映画では自宅を襲われますが、実際キアヌ・リーブスの家に女性のストーカーが侵入したという事件があったそうです。
さらに元軍人で「ローン・サバイバー」の原作者でもあるマーカス・ラトトレルは自分の愛犬を不法者に理不尽に殺された過去があり、犯人を追い詰めたそうです(殺しはしなかった。)この事件はジョン・ウィックのストーリーに影響を与えたと言われています。ウィレム・デフォー演じるジョン・ウィックの親友の名がマーカスなのはここからとったのかな?

キアヌ・リーブスは犬好き、マスタング好き

ジョン・ウィックは犬好きでマスタング(車)好きですが、キアヌ・リーブスとマスタングの組みあ合わせは「ハートブルー」。また「ミュータント・フリークス」という映画でキアヌ・リーブスはなんとドッグ・ボーイという犬人間を演じています!

ジョン・ウィック的ホビーガイド

劇中、ジョン・ウィックは沢山の銃を使いますが、メインはHeckler & Koch P30L(ヘッケラー&コッホP30L)というドイツの銃。マルイさんからエアガン出ています。この映画以降、スーツ着て、この銃持ってサバイバル・ゲーム出る人増えたそうです(笑)
時計はカール F. ブヘラ(CARL F. BUCHERER) マネロ オートデイト。30万円ぐらいするそうです。ちなみに映画でみるかぎりジョン・ウィックは左利き。

アメコミ映画好きのキャスト

まずウィレム・デフォーはサム・ライミの「スパイダーマン」1作目のヴィラン、グリーン・ゴブリン、また「アクアマン」で主人公を助ける海底人バルコです。
クールな女の殺し屋ミズ・パーキンズ役エイドリアンヌ・パリッキはマーベルの「エージェント・オブ・シールド」のモッキン・バード役が有名ですがお蔵入りになったTVドラマ版「ワンダーウーマン」の主役だったのです!またアメコミではないですが「GIジョー バック2リベンジ」にも出てますね。

アメコミ映画好きのためのトリビア

本作の監督のチャド・スタエルスキは「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」「シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ」のアクション監督を担当。また共同監督(プロデューサー)のデヴィッド・リーチは「デッドプール2」の監督。
製作会社のライオンズゲートは「キックアス」シリーズを世に送り出しています。

また「ジョン・ウィック」はダイナマイト・エンタテインメントというところからアメコミ化され、ここは「ロボコップ」「ゲーム・オブ・スローンズ」のアメコミ化やあの「ザ・ボーイズ」の出版元。
また劇中、ジョン・ウィックが“バーバ・ヤーガ”というロシアの妖怪にたとえられますが、この名前は「アントマン&ワスプ」にも出てくるし、殺し屋たちのたまり場クラブというのはキアヌ・リーブスがオカルト探偵を演じたアメコミ映画「コンスタンティン」に登場した、悪魔や天使の中立地帯となるクラブの設定に似ています。

新旧「スピード」対決

キアヌ・リーブスは「スピード」の主役、ウィレム・デフォーは「スピード2」の悪役です。

様々なオマージュ

まずキアヌ・リーブスがジョン・ウー監督の「男たちの挽歌」の大ファンであり、また幼少の頃は千葉真一さんの「激突!殺人拳」に感銘を受けたことからオリエンタル・アクション的なテイストがあります。
さらに有名なファイト・シーンの舞台が「クラブレッド・サークル」という名前なのは、この映画に影響を与えたとされるフランスのフィルム・ノワール「仁義」(アラン・ドロン出演)の影響。「仁義」の原題は、フランス語でレッド・サークルなのです。

またジョン・ウィックがマスタングの走りを楽しむ場所の警備員がSHIBUMIというタイトルのペーパーバックを読んでいますが、これも伝説の暗殺者を描いたアクション・スリラー小説で、主人公が鉛筆で人を殺すシーンがある。ロシア・マフィアのボスが息子にジョン・ウィックは鉛筆でも人を殺せる、というのはこのSHIBUMIへのオマージュ。

キアヌ・リーブスの役作り

スタントシーンのほとんどを自分でやったそうで、1日8時間のトレーニングを4ケ月したそうです。また「クラブレッド・サークル」のアクション・シーンは撮影当日のその日に段取りを覚えたとのこと。
ちなみに本作の監督のチャド・スタエルスキは「マトリックス」のキアヌ・リーブスのスタントダブルでした。
ジョン・ウィックの背中に描かれたタトゥーは、ラテン語で「運命の女神は勇者に微笑む」という意味だそうで、世界の軍隊が好んで使うフレーズとのこと。

「マトリックス」と「ジョン・ウィック」の意外な関係

まず本作はキアヌ・リーブスと縁のある「マトリックス」チームが集結!
監督のチャド・スタエルスキは「マトリックス」のキアヌ・リーブスのスタントダブル。プロデューサーのデヴィッド・リーチは「マトリックス:リローデッド」「同:レボリューションズ」のスタントマン。ナイトクラブでジョン・ウィックを撃つ役のダニエル・バーンハードは「マトリックス:リローデッド」のエージェント・ジョンソン。
撃たれたジョン・ウィックの傷を治す闇のドクター役のランドール・ダク・キムは「マトリックス:リローデッド」のキーメーカー。
「マトリックス」と「ジョン・ウィック」の両方にマリリン・マンソンの曲が使われている。
劇中、登場するDUST14というゲームのプレイヤー名が(なんと!)「マトリックス」でキアヌ・リーブスが演じた主人公と同じNEO=ネオ!
パート2には「マトリックス」のモーフィアス役ローレンス・フィッシュバーンが出ている!
そして!!2021年5月21日「ジョン・ウィック4」「マトリックス4」が同日公開!

いかがだったでしょうか?こうしたトリビアを頭に入れて見直すと、もっと「ジョン・ウィック」は楽しめます。なお「ジョン・ウィック」と「マトリックス」の共通点があまりに多いことからジョン・ウィックはマトリックスのネオが見ている夢の一つ!という説もあるのです!

こういう妄想も楽しいですね!

文・杉山すぴ豊

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