英グライムMC・ストームジー(Stormzy)、バンクシーのデザインした“防刃ベスト”を装備

イギリスのグライムMC・ストームジー(Stormzy)が大規模野外ロック・フェスティバル「グラストンベリー・フェスティバル」で、正体不明のストリートアーティスト・バンクシー(Banksy)がデザインした防刃ベストを着用したことが話題になっている。

2019年6月26日~30日にイギリスで開催された「グラストンベリー・フェスティバル」に、UKグライムシーンを盛り上げるサウスロンドン出身のMC・ストームジーが出演。歴史ある超大型フェスにおいて、イギリス出身の黒人アーティストとして初のヘッドライナーを飾り、1971年に24歳で同フェスに出演したデヴィッド・ボウイについで2番目に若い25歳のソロアーティストとして堂々たるステージを披露した。

そんなストームジーが着用していた個性的な衣装が、イギリスを拠点に活動するストリートアーティスト・バンクシーのデザインした“防刃ベスト”だったことが明らかになった。バンクシー本人が「カスタムして防刃ベストを作って、誰が着こなしてくれるか考えた。グラストンベリーでのストームジーだよ」というコメントを添えて、ユニオンジャックがペイントされた“防刃ベスト”を着用したストームジーの写真をインスタグラムに投稿。

それに反応するかたちで、ストームジーは「これが俺にとってどんなに意味がある事かわかるかい?夢を見ているみたいだ。光栄で、ありがたく、感謝している。他に言葉が見つからないよ。うれし涙が出る!」とコメントし、感激の思いを伝えている。

バンクシーがデザインした“防刃ベスト”には、イギリスで刃物による犯罪が多発していることに対してのメッセージが込められているが、ストームジーも過去にこの問題についてラップで訴えていた。

また、ステージではストームジーが司法制度における人種的不平等について訴える場面も。これに対して、労働党のデヴィッド・ラミー議員はツイッターで「グラストンベリー・フェスティバルに出演したストームジーが、偏見のある不平等な司法制度によって、黒人の少年たちが犯罪者にされていることの不当を訴えた。自分のスピーチを引用してもらって恐縮であり、刺激を受ける」とコメントしている。

UKグライムシーンを牽引するアーティストでありながら、黒人のエンパワーメントと社会運動におけるスポークスマンとしても注目を集めるストームジー。新曲「CROWN」のミュージック・ビデオでは、ロンドンで約160年の歴史を持つザ・チャーチ・スタジオにてゴスペルシンガーたちとパフォーマンスを披露している。

Stormzy/YouTube

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