本年度“史上最高パス”候補 自分でも驚いたステフィン・カリーの天才的プレー

2021年1月4日の対サクラメント・キングス戦。前日の対ポートランド・トレイルブレイザーズ戦でキャリアハイ62得点を挙げたステフィン・カリーはこの日もノリノリ。しかし、前日とは違って、この日は“パス”で魅せた。

Bleacher Report/YouTube

第3Q残り2分30秒。チームメイトのケリー・ウーブレJr.がドライブを仕掛けたところ、ディフェンスに阻まれてペイントエリア付近でストップ。シュートも打てずにパス先を探していると、タイミングよくカットインを仕掛けたのはカリーだった。ディフェンスしていたコリー・ジョセフは前日の大爆発もあってカリーの3Pを警戒してベッタリ付いていたため、上手く裏をついたプレイだった。

カットインからエルボー付近でパスを受け取ったカリーは、ドリブルをせずそのままシュートモーションに入る。少しリングから離れた位置だが、フローターやスクープショットなどカリーにとってはさまざまな方法で得点が取れる距離だ。そのため、キングスのディフェンスは過敏に反応。すぐさま3人に囲まれ、さらに目の前には211cmのマービン・バグリーが立ちはだかりシュートコースは完全に防がれた。

しかし、ここでカリーは顔の前にあったボールを、腕をぐるりと回して背中側へ。1秒にも満たない滞空時間のなかで、シュートモーションからバックビハインドパスへとプレイを変えるという超絶プレイをやってのけたのだ。カリーが魅せた魔法のようなプレイに実況も思わず興奮。「Whoooooo!!!」とただただ驚く声をあげた。

ところが最も驚いていたのがパスを出した“張本人”。パスを受けたケボン・ルーニーがゴールをするのを見届けたあと、頭を抱えるような仕草で「マジであんなパスが通ったよ!」というようなリアクションを見せたのだ。

一方でこの動画のコメント欄には「彼はチームメイトがシュートをちゃんと決めたことが信じられなかったようだ」や「このカリーのプレイよりも、ウーブレがしっかり周りを見てシンプルなパスを出したことが信じられない」など、チームメイト達をイジるコメントも。

もちろん超ハイライトプレイであるが、カリーがやったとなれば普通に納得できてしまうのも頷ける。開幕当初からキャリアハイをかまし、魔法のような天才アシストも魅せる今年のカリーは、MVPを取った5年前と似たような“雰囲気”を醸し出している。

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