カリー or アデトクンボ? NBAの未来は、ガードとセンターどちらを中心に作るべきか

現在のNBAは、アウトサイドの選手が多く活躍する“ガード全盛”の時代だ。ステフィン・カリーやカイリー・アービングなどの選手はもちろん、レブロン・ジェームズやケビン・デュラントなど、パワーフォワード並の体格を持つ選手もアウトサイド主体で攻めることが非常に多い傾向にある。

そんな事実を裏付けるかのように、選手の年俸にも変化が表れている。約20年前の1997-98シーズンでは、トップ10のうち8人がセンターポジションの選手だった。しかし現在では、トップ20に1人もセンターは入らず、トップ4まで全員がポイントガードである。年俸だけで判断できるものではないが、NBAの各チームはガード選手に価値を感じていると言えるだろう。

一方で、ヤニス・アデトクンボやジョエル・エンビード、ニコラ・ヨキッチなど、ガードのスキルを併せ持った“次世代型センター”とも言えるような選手も現れ始めている。彼らは状況によってインサイドとアウトサイドを使い分け、つねにアドバンテージが得られる立ち回りができる。

では、全く新しくチームを作る場合、ガードとセンターどちらを中心に作るべきだろうか? わかりやすくするために、ガードの“究極体”とも言えるステフィン・カリーと、“次世代型”センターのヤニス・アデトクンボでシミュレーションしてみよう。

ESPN/YouTube

ボストン・セルティックスで優勝を経験したポール・ピアースは、「俺はステフ(カリー)を選ぶ。2回のシーズンMVP受賞、3回のNBA優勝を果たしているし、彼は常に進化しているからね」と語る。元シカゴ・ブルズのジェイ・ウィリアムスも、「ヤニスはコートの上で何でもできる。しかし、カリーのハンドリングスキルは極めて、極めて高い。NBAでも異次元のレベルだ。そんなハンドリングに加えて、あのシュート力。カリーを選ぶね」とコメント。OB達も、『バスケットを変えた』と言われるカリーを高く評価しているようだ。

キャリア13年で6チームを渡り歩いたジェイレン・ローズは、「私はカリーとヤニスをハイブリッドさせたような選手が欲しくなる。ケビン・デュラントこそ私の求める選手だ。彼はほとんどの選手よりも身長が高く、ほとんどの選手よりもスキルが高いからね」と、どちらの選手でもなかったが、やはりアウトサイドプレイが中心のデュラントを選ぶこととなった。

センターが活躍していた時代を経験していた彼らでさえ、ガードの選手を中心に置きたいと答えた。“ガード全盛”時代はまだまだ続いきそうだ。

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