名前は大事な転換点 スターバックス、ジェンダー多様性を認める「#whatsyourname」

イギリスのスターバックスは、ジェンダー多様性を認める「#whatsyourname」キャンペーンの一貫として新しい動画広告を公開した。

Starbucks UK/YouTube

動画の主人公の名前は「Jemma」。女の子の名前だが、本人の性自認は違うため宅配便を受け取る時や病院で呼び出される時、本名を使われることに抵抗がある。そんな彼が初めて「James」という新しい名が使えたのはスターバックスでのことだった。店員は「James」と呼びかけ、コーヒーを渡す。

日本ではあまり見ないが、海外のスターバックスでは注文時に名前を聞いてコップに書き、コーヒーが出来ると名前を呼んで渡すシステムのところが多い。今回の動画のストーリーは、トランスジェンダーの人が初めて新しい名前を使ったり、自分にしっくりくる名前を決めるのにスターバックスを利用しているという実体験が元になっている。

Starbucks UK/YouTube

「#whatsyourname」キャンペーンは、名前を呼ばれるという何気ない日常の一コマが、トランスジェンダーにとって大事な転換点になるということを示す。スターバックスは今回の広告と合わせ、名前を変えることについて聞いたインタビュー動画をいくつか公開した。そのうちの一本に登場したElizaは新しい名前で呼ばれると受け入れてもらえたように感じると話す。「周りに新しい名前を使ってもらえるとうれしい気分になります。認めてもらえたと思えます。私の母親や親戚には難しかったことですから」。

文・大熊希美

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