スヌープ・ドッグがファストフード店の店員だったら?

ラッパーとして活躍する一方で、フィンテック企業の「Robinhood」や喫茶店チェーン「Philz Coffee」など、十数社に対して投資を行うなど、ビジネスマンとしての顔も持つスヌープ・ドッグ。

2020年1月、かねてよりパートナーシップ関係にある大手ファストフードチェーン「ダンキン」は、新しい“肉抜きメニュー”をPRするため、ヴィーガン向けの代替肉「ビヨンド・ミート」の愛好家としても知られるスヌープを起用し、テレビCMやオンライン広告を含む大々的なキャンペーンを展開することを発表した。

これに先駆けて昨年11月、スヌープはカリフォルニアにある実際の店舗で制服姿で店頭に立ち、大好物の「ビヨンド・ミート」を使ったバーガーを販売するデモンストレーションを実行。

Dunkin'/YouTube

その模様を収めたこの動画は、公式サイト上に設けられたコーナーで『Introducing our Dunkin’ Employee of the Month:Snoop Dogg(今月のダンキン従業員の紹介:スヌープ・ドッグ)』と紹介され話題となっていた。

スヌープはカウンターの中で、ほかの従業員と同様に来店客に接客。大スターのまさかの登場に、驚きを隠せない客たちを尻目に、カウンターでのドーナッツの受け渡しから、ドライブスルーの対応まで、手際よくこなす様子を披露している。

なお、今回のキャンペーンでPRするのは、主に「ビヨンド・ミート」を使用した「ビヨンド・ソーセージ・サンドウィッチ」となっている。スヌープが登場するCMの放送やオンライン広告の展開に加え、店頭ではおなじみのドーナッツを添えた期間限定メニューの提供も行う。ほかにも、オンラインストアでは動画でスヌープが身につけていたような緑のトラックスーツや、ロゴ入りのオリジナルウェアをはじめとする、各種アパレルアイテムも販売する。まさにスヌープと、彼がこよなく愛するビヨンド・ミートを全面に押し出したキャンペーンとなっている。

アメリカではここ数年、消費者のなかで広がりを見せている菜食志向や食肉消費の削減を目指す動きに呼応して、大手各社がこぞって“肉抜きメニュー”を開発し、大々的にPRしている。今回のダンキンのPRもそうした流れのなかで生まれたもの。“肉抜きメニュー”戦争において、マクドナルドやバーガーキングといった競合他社に遅れをとった感のある同社がスヌープを起用したことで、今後どのような巻き返しを行うかにも注目が集まっている。

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