「ジョーカー」撮影監督が全編iPhoneで撮った短編映画

Appleは春節に合わせ、中国向けの動画広告『Daughter(娘)』を公開した。本作はセオドア・メルフィが監督を務め、2019年の話題作「ジョーカー」を撮ったローレンス・シャーが全編iPhone 11 Proを使って撮影した。

Apple/YouTube

約8分あるこの動画はちょっとした短編映画になっている。主人公は幼い娘を育てるシングルマザー。彼女は母親の反対をよそに家を出て、タクシー運転手として働きながら娘を育てている。『Daughter』はこの親子が春節を機に再会し、和解する物語だ。

iPhone 11 Proで撮影しているというが、どのシーンもスマホ撮影であることを感じさせない。iPhone 11 Proの広角レンズで撮った街並みや室内のシーンは広々としているし、夜のシーンやタクシー車内といった明かりの少ないシーンもくっきり写っていて動画のクオリティが悪いと思う部分はなかった。

Apple/YouTube

Appleは『Daughter』のメイキング動画も合わせて公開している。この動画で、監督たちはドローンやジンバルといった撮影を補助する機材を使いつつも、本当にiPhone 11 Proだけで撮影していたことが分かる。スマホを車のバックミラーに取り付けて車内の様子を撮るなど、小型のスマホだからこそできる表現の工夫が見られるのもまた興味深い。

文・大熊希美

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