憧れてるけど「勝ちたい」プレーヤーは、田臥勇太と二宮康平 |田渡修人(サンロッカーズ渋谷)#2

サンロッカーズ渋谷が強い。第95回天皇杯を制し、強豪ひしめく東地区で攻撃的なバスケットを展開している。3ポイントシュート等の攻撃力を武器にし、今シーズンから渋谷に移籍してきたのが田渡修人選手(30歳)だ。右膝の怪我から復活に向けてリハビリに励む田渡選手に、憧れのプレーヤーなどについて語ってもらった。

―バスケを始めたきっかけを教えてください。

田渡:生まれた時からバスケに親しんでいました。2つ上の兄が小学生になった時にミニバスのチームに入ったので、自分も一緒に入りました。その頃は水泳や書道もやっていましたが、生活の中でバスケが1番重要なものでしたね。

―なぜ重要なものだったと思いますか?

田渡:バスケの練習は厳しかったので何度もさぼりたいと思いましたが、とにかく楽しかったからだと思います。自分が上手くなって試合に勝つために色々考えながらプレーをしてきましたし、気付いたら今までずっとバスケをやっていたという感覚がありますね。

―憧れのプレーヤーはいましたか?

田渡:2人います。1人は田臥勇太選手(宇都宮)となりますね。僕が小学生の時のチームの監督が僕の父親でして、田臥選手がいた能代工業高校バスケット部の加藤先生と仲が良かったんですよね。田臥選手は背が大きくないのに凄く上手だったので、ずっと憧れてきました。僕がプロ選手になってから同じチーム(宇都宮の前身の栃木)でプレーできましたし、今でも対戦するときは「勝ちたい」という気持ちが強くなりますね。

そしてもう1人は、僕の中高時代の1つ上の先輩の二宮康平選手(B2茨城)となります。二宮さんとは小学生の時から試合で対戦しましたが、全てのスキルが僕よりも上なので、生まれて初めて「この人には敵わない」と思わされました。今でも二宮さんのプレーをチェックしていますし、また対戦する時には絶対に勝ちたい1人となりますよね。

―プロバスケ選手になるために必要なことは何だと思いますか?

田渡:僕は、とにかく負けず嫌いな性格です。大学生の時に挫折をしましたが、親に「目の前のことも見ても仕方がない。先を見て、ずっと小さな努力を重ねていけば、いつか自分よりも上の人たちに追い付いて追い越せるようになるから、その人たちよりも1つ上の努力をしなさい」と言われたのですよね。それから「正しい努力をすることが必要だ」と思うようになり、皆と同じことをやらなくなりましたね。

―プロ選手とアマチュア選手との間に、差や違いを感じますか?

田渡:アマチュアに上手い選手は沢山いますが、個人の判断力とチームの決め事に対しての遂行力について、プロとの間に差があるのではないかと思いますね。

練習に関しては、アマチュア時代の走り込みがかなりきつかったですよね。プロでは考えながら接触プレーをし、1つ1つの動きの強度が高いので、体力を大きく削ってしまいます。プロは、アマチュアよりもかなり厳しいと思います。

―試合前に緊張しますか?

田渡:結構しますね。試合毎に「今日も頑張るぞ」と思いますし、ある程度の緊張感はありますが、ガチガチには緊張しません。昔から「俺はできる」と言い続けているので、大丈夫なのだと思います。

©️SUNROCKERS SHIBUYA

文・佐久間秀実

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