身体だけでなく、内面の器の大きさでも知られるバスケ界のレジェンド、シャキール・オニール。明るくて社交的なシャックは、現役時代から人を楽しませることが大好きな愛されキャラ。得意なラップでCDデビューを果たしたり、プロレスの試合にも出場して周りを驚かせることもあった。
そんなシャックの最上級のおもしろエピソードを人気ポッドキャスト番組『The Ringer』で聞かせてくれたのがキャリア晩年、フェニックス・サンズ時代のチームメイト、ラジャ・ベルとスポーツアナリスト(元NBAフロント)、アミン・エルハサンだ。
「シャックはロッカールームの中でどんな感じだった?」と司会者に聞かれると、二人は思わず爆笑してしまいなかなか答えられずにいる。
「めちゃくちゃ面白くて面白くて、最高のチームメイト。とにかく悪ふざけが大好きで、よく背後からみんなにベアハッグを仕掛けていたよ。ある試合前なんて、ゴーダン・ギリチェックをチョークスリーパーで失神させたんだ。試合20分前なのに、足元でギリチェックが倒れていたよ」
いきなり強めなエピソードをラジャが披露するが、間髪入れずにエルハサンも続く。
「シャックはとにかく変な奴さ。みんながテレビで見るシャックは仮の姿。彼は嘘をつくのが得意で、それもワンパターン。最初は事実から話すけど、徐々に作り話に変わっていくんだ。止めない限り永遠に話しているよ。スプリングトレーニングの練習に遅れてきたことがあったんだけど、ロサンゼルスでデートだったと言い訳してきたんだ。夜遅くなったから『車で送ってくれ』と女性に頼んだらしいけど、なかなか降ろさないから『テイクアウトに付いていたフォーク(鉄製)で脅した』って言うんだ。テイクアウトに鉄のフォークを付けるレストランなんてあるか? 『あいつの話は全部嘘だから気をつけろよ!』とルーキー達に教えたよ。きっと遅刻を普通に謝るより、面白い話で盛り上げたかったんだ」
シャックの裏話をする二人は童心に帰ったように楽しんでいる。
「『ビッグフット(未確認生物)を砂漠で見た』って話をしたときを覚えてる? 粒子が粗くて、ぼやけた映像に映った大男を見せられたんだ。夕暮れで暗いから本物のビッグフットに見えて、みんな一瞬信じてしまったよ。でもすぐに気がついたさ。ビッグフットを演じていたのがシャック本人ってことにね」
どうやらシャックは抜群のストーリーテラーのようだ。NBAで他の追随を許さない成績とインパクトを残した彼だが、多くの人々が惹かれるのは人を喜ばせずにはいられないエンターテイナー魂にあるのかもしれない。
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