NBA最強センター シャックは大物ラッパー達にも大人気

現役時代は216cm、147kgという圧倒的な巨体でNBAを暴れまわった“シャック”ことシャキール・オニール。彼はバスケットに加え、芸術面でも成功を収めるほどの才能を持っていた。1stアルバムの『Shaq Diesel(シャック・ディーゼル)』はビルボード200で最高25位、同時期のR&B HIPHOP部門では最高10位を記録した。

NBA/YouTube

今回そんなシャックが、有名アーティスト達が自身のことを引用した曲について分析。歌詞の意味や、隠れたエピソードまで存分に披露してくれた。ちなみに“Shaq(シャック)”というあだ名は、英語という言語にとっては非常に韻が踏みやすい音のようで、ビギー、カーディ・B、ドレイク、ジェイ・Zなどラッパー達がこぞって使っている。

genius/YouTube

まず、1994年に発売されたナズの『It Ain’t hard to tell』はシャックが初めて自身の名前を聞いた曲だそうだ。“It Ain’t hard to tell” I kick a skill, like Shaquille holds a pill(あきらかだ。シャックがいとも簡単にボールを掴むように俺からはラップスキルが出てくるんだ)という歌詞となっている。当時NBA2年目で自分のことを未熟だと感じていたそうだが、この曲を聞いて「まだ俺はガキだけど、これで俺が誰であるのか他のスーパースター達に思い知らせることができるぜ」と思ったそうだ。

Nas/YouTube

Big Tymers(ビッグ・タイマーズ)の『Still fly』という曲では“Got a Superman Benz that I scored from Shaq(シャックからスーパーマンベンツを譲り受けた)”という歌詞がある。これはシャックと実際に交友の深いマニー・フレッシュ(ビッグ・タイマーズのMCの一人)が、シャックが車屋に出した、スーパーマンエンブレムを至るところに施したベンツを又買いした実話からきているというのだから面白い。

Big Tymers/YouTube

カーディ・Bの『Up』では“Racks stack up Shaq height(札束はシャックの身長くらい積み上がっている)と比喩されている。シャックは自分が周りよりも身長が高いことをはっきりと認識したのは「13才くらいの頃だった」と言い、隣にいた友達が自分の腰辺りまでしか身長がなかったという、幼い頃から規格外のサイズだったことをうかがわせるエピソードを披露してくれた。

Cardi B/YouTube

他にもドレイクをフィーチャーしたミーク・ミルの「R.I.C.O」では「They gon’ go Tony Montana and cop them some Shaq at the free throws」と苦手だったが数多くもらったフリースローでイジられたり、ジェイ・Zの「Breathe easy」では“Suckers, get your weight up, not your hate up Jigga man is diesel when I lift the eight up”とジェイ・Z(ジガーマン)が、コービーを抱きかかえるシャックの姿を自分になぞらえたりと、とにかくラップの世界でも大人気なのだ(※eight=8はコービーの代表的な背番号)。

Meek Mill/YouTube

このように、シャックと言えば今は「NBA(バスケットボール)界最強センター」だが、今後はそうではなく「ラップによく出てくるむちゃくちゃ大きい人」という前提になる日が来てしまうのかもしれない。

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