ジョーダンへの怒りがついに大爆発! 元相棒・ピッペン、キレたら止まらない

いよいよ発売となったNBAレジェンド、スコッティ・ピッペンの自伝『Unguarded(無防備)』。NBA殿堂入りも果たしているピッペンと言えば、シカゴ・ブルズでマイケル・ジョーダンと計9年以上共闘したスーパーオールラウンダー。彼の支えなくしてジョーダンが現役時代に達成した様々な記録は達成できなかったと言っても過言ではない。

ブルズを2度目の3連覇へと導いた伝説の1997-98シーズンまでを描いたNetflixの大ヒットドキュメンタリー作品『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』。この作品はコロナ禍の時期に公開され世界中で大ヒットしたが、ピッペンは放送直後から批判的な意見を繰り返した。そして「事実は全て自伝に書いた」と宣言していただけに、『Unguarded』の注目度は発売前から高まっていた。

圧倒的な個人技で攻め込むジョーダンをずっとサポートしたピッペンだが、思うような評価を得られなかった。1991年にブルズと7年総額1,800万ドル(約18億8,000万円)の長期契約を結んだが、その間のNBAブームによりサラリーキャップ(チームの年俸上限制度)は大きく上昇。最終年の年俸はジョーダンの3,314万ドル(約37億4,000万円)に比べてピッペンは277万ドル(約2億9,000万円)と待遇のあまりの違いに不満を抱えていく。もちろんこの自伝ではシカゴ・ブルズ、マイケル・ジョーダン、そして『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』についての本音を大暴露している。

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「あのドキュメンタリーはジョーダンを完璧な存在として描いている。僕とチームメイトがいなければみんなが知るスーパースターの姿は絶対になかった」と断言。さらにジョーダンとの関係性についても「彼とは友人関係になったことは過去も現在も一度もない」と不満が爆発している。

「ジョーダンはあのドキュメンタリーで1,000万ドル(11億3,000万円)を稼いだけど、僕とチームメイトは一銭も貰ってないよ。ブルズ時代の序列を思い出させるね。あの映像を撮ったシーズンはカメラクルーがロッカールーム、練習、ホテル、それに普段の生活といった我々の神聖な場所に土足で踏み込むのを許したのにね」と自伝では語っている。

後年になってもジョーダンが製作に大きく関わっているのに対して、ピッペンやチームメイトを除け者にしている扱いについても怒りが湧いているようだ。

「僕は彼にとって“小道具”に過ぎなかった。言葉では『史上最高のチームメイト』と呼ぶけど、これ以上ないほどに見下していたんだ」

ジョーダンがこのドキュメンタリーを製作しようとした理由についても、ピッペンは「ジョーダンのことを知らない若い世代に彼の栄光を見せつけたいという思いが一部にあるはずだ」と意外な発言も。さらに、未だ議論の絶えないレブロン・ジェームズとの“GOAT”論争(バスケットボール史上最高の選手は誰か?)を自分の方が上だと証明して、終止符を打ちたかったのではないかという持論を展開した。

「いつだって彼は主役でなければイヤで、他のチームメイトはただのエキストラ。試合に勝っても評価はないに等しく、負けたら批判の嵐さ」

「元チームメイト達とも話をしたけど、みんなジョーダンに軽蔑されていたと話していた。みんなで彼と彼の大事なブランドを支えてきたのに、こんな仕打ちはありえない」

果てはジョーダンのことを“errorless Jordan(ミスのないジョーダン)”とまで皮肉る始末。ジョーダンがアメリカのスポーツ史上で最も偉大とされるプロボクサーのモハメド・アリの次に偉大な選手であることは認めている。しかしピッペンは、8年で6度の優勝を果たしたことで昇りつめたのはチームメイトに恵まれた結果だという認識を持つべきだと思っているようだ。

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