試合外の時間もストレスを与える ピッペンが語る “新旧最強スコアラー”ジョーダン&ハーデンを止める方法

“Fear The Beard(このヒゲを恐れろ)”のフレーズでおなじみのヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデン。そのトレードマークのヒゲ面だけでなく、巧みなドリブルワークやユーロステップ、ステップバック・スリーなど、現役NBA選手の中でも屈指のオフェンス・バリエーションを誇る左利きスコアラーだ。

そんなハーデンをレジェンドならどう止めるか。米スポーツ専門チャンネル<ESPN>に出演したスコッティ・ピッペンが、同じくレジェンドのトレイシー・マグレディと実技を交えて解説している。

ESPN/YouTube

ピッペンは、「まず試合が始まる前、ハーデンがアリーナに着いた時からつきまとう。駐車場で車から降りた瞬間からね」と、半分おどけて、半分真面目に話しだした。続けて、「ハーデンはどの位置からでも得点を決められるスキがないスコアラーだ。だから彼のチャンスをゼロすることは不可能。そこでとにかく彼にストレスを与え続けて思うようなプレイをさせないという戦術を取る。試合外の時間もだ」と加えた。

そしてハーデンにストレスを与える主なポイントは3つ。

1、ハーデンにボールを持たせないこと
ピッペンは、「まずボールを持たせないようにする。これが一番効く。一度ボールを持たせたらどのようにしても得点するからね。だから自分がハーデンのシャドーになって動く」と説明。ハーデンがボールを持つ前から徹底的にマークするそうだ。

2、ハーデンの左を常にガード
もしハーデンにボールが渡ってしまった際は、「ハーデンは左利き。なので彼の左サイドをブロックして、比較的不得意な右腕でプレイせざるを得ない状況を作る。そうしてストレスを与え続ける。とにかくハーデンのチャンスを減らせるように動く」と解説。

3、スペースを与えない
最後に、「至近距離から左サイドをガードしつつ、ハーデンと自分との間に距離を許さないのも大切だ。彼が得意のステップバックしても背後からブロックできるようにする」と、自身の長いウィンドスパンを活かしてハーデンをガードするとした。

またマグレディからマイケル・ジョーダンが相手ならどうするかと尋ねられると、「ジョーダンはとにかくドライブがうまい。どこからでも切り込んでくる。だからジョーダンの場合にはハーデンとは逆にスペースを与える。そして真正面に立ってガードする。そして敢えてシュートをさせてブロックする」と、元チームメイトの攻略法を語った。

ハーデンもジョーダンも、完全に封じ込めることは難しいということを前提に戦術を考えることが得策のようだ。

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