哀愁漂うリリックと壮大なビート RYKEYDADDYDIRTY、『MEMORY MY HEART』 プロデュースはBACHLOGIC

ラッパーのRYKEYDADDYDIRTYが、「MEMORY MY HEART」のミュージック・ビデオを公開した。

MZEE FILE/YouTube

プロデュースは3月にリリースしたアルバム『RYKEY DADDY DIRTY』同様にBACHLOGICが担当した。今やヒップホップ界を飛び越えて、他ジャンルの有名アーティストにも楽曲を提供する大物トラックメイカーとRYKEYDADDYDIRTYのコラボは哀愁漂うリリックに呼応する壮大なビートは、楽曲のテーマも含めてBACHLOGICがかつて担当したRHYMESTERの「ONCE AGAIN」(2010年)を思い起こしたファンもいるのでは。

リッキーのメッセージ性を重視したヴァース(ラップ)パートとフック(サビ)でのダミ声歌唱は曲中で大きなコントラストを生み出しているが、世界観を崩すことはない。またビートとも見事な化学反応を起こし楽曲自体の中毒性を高めている。

リリックにはリッキーがこれまでたどってきた少年時代の過酷な場面から感じてきた思いが込められており、聞き手に「何を感じてほしいか」、つまり過ちを犯しながらも返ってきたリッキーのこれからに注目すべきであることがダイレクトに伝わってくる。リッキーのSNS上の言動やこれまで行動には賛否もあり、ときにはヒップホップ界を超えて良くも悪くもネタを提供してしまうのだが、過去を糧にして未来を生きようとする「魂」を込めた今回の楽曲は本当に素晴らしく、聴いた者の多くが賞賛を惜しまない。

コメント欄では「フロウ重視でリリックが疎かになるラッパーがいっぱいいるけどリッキーはそれじゃない」「誰がこんなヤバいリリック書けんだよ、、、良すぎるだろ。あと、お涙頂戴系のリリックじゃなくて、rykeyの他のラッパーと被らない、深い一言一句乗ってるからまじでビートが活きてる」「ポンポン曲出すが毎回期待を裏切らない」といったファンの絶賛数多く投稿されている。

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