八村塁を育て、歴史も変えた… ラス兄貴が“NBA最強プレイヤー”説

プレイオフが始まり、各チームが非常に熱い試合を繰り広げている。そして、やはりチームのエースである選手達の活躍は一際目を引くものだ。例えば、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチは平均38得点の活躍を見せ、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードはオーバータイムであることを差し引いても驚異的なプレイオフ自身最多1試合55点(3P12本!)を記録した。

そんな中、2004年にデトロイト・ピストンズで優勝を果たし、“テクニカルファウル王”として知られるラシード・ウォレスはイースタン8位、ワシントン・ウィザーズのある選手に注目しているようだ。

「コイツこそ今“キテる”だろ。ラス(ラッセル・ウエストブルック)こそ、現時点でのベストプレイヤーだと言わざるを得ない。KD(デュラント)、カイリー(アービング)、レブロンらもいるけど、“今”はラスだよ。ステフ(カリー)ももちろん、今季得点王に輝いたことも知っている。それでも、ラスが今やっていることはすごいことなんだ。もし、俺が対戦相手のチームにいたら、ラスをどうやって止めるかを話し合うことだろう」と“ベストプレイヤー”としてラッセル・ウエストブルックの名を挙げたのだ。

ESPN/YouTube

“ベスト”と言われると意外に思う方もいるかもしれないが、ウエストブルックがオールスター以降に見せた活躍は凄まじいものだった。インディアナ・ペイサーズ戦での平均アシスト数20も相当とんでもないが、何よりも印象的だったのは史上初となる4度目のシーズントリプルダブルを達成したことだ。

シーズントリプルダブルを複数回達成しているのはウエストブルックのみ。むしろその他に達成したことがあるのは70年を超えるNBAの歴史でオスカー・ロバートソン一人だけなのだ。これだけでウエストブルックの“異次元さ”が伝わるだろう。さらに、ロバートソンが持っていた通算トリプルダブル181回を超えた(184回)。また、5月3日にはこちらも複数回達成は史上初となる、20アシスト、20リバウンド以上を記録し、バスケットのダブルダブル(主要項目のうち2つで2ケタ数値を記録すること)を高次元でやってのけたのだ。

Washington Wizards/YouTube

そんなウエストブルックの大活躍はウィザーズにもポジティブな影響を与えた。4月6日時点では17勝32敗と負けが倍ほどに先行しており、プレイオフに行けるチャンスはわずか0.6%だった。しかし、そこから約1カ月半で8連勝などを含む17勝6敗というラストスパートを見せ、イースト8位に着地。最終的にプレイオフ出場を決定するプレイイントーナメントも勝ちきり、見事大逆転でのプレイオフ出場を果たした。

史上初の記録尽くしでチームを牽引し、大逆転でのプレイオフ出場。初のシーズントリプルダブルを記録するも、勝ち運のなさとセルフィッシュな印象からここまでリーグの“ベストプレイヤー”にはなかなか名の挙がらないラスだったが、今シーズン終盤戦の活躍はリーグの誰よりも輝いていた。

NBA /YouTube

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