NBA史上、最も“おかしな”選手ベスト5

NBAの異端児といえばだれもが思い浮かべるデニス・ロッドマンが自身のインスタグラムにNBA史上最も“おかしな”選手ベスト5を投稿した。

確かに納得の顔ぶれだが、ここではロン・アーテスト、またの名を“メッタ・ワールド・ピース~平和を愛するパンダの友達”をイチオシにしたい。

「いきなり何のことだ?」と思われるかもしれないが、ロン・アーテストで思い起こされるのはNBAはおろか、アメリカのプロスポーツの歴史において最悪の事件と呼ばれる「パレスの騒乱」だろう。

2004-2005シーズンのインディアナ・ペイサーズ対デトロイト・ピストンズ戦。試合の残り時間は少なく、ペイサーズが10点差以上でリードして決着はすでについていた。だが残り45.9秒、レイアップに行ったピストンズのベン・ウォーレスをペイサーズのアーテストが後ろからファール。これに腹を立てたウォーレスがアーテストを突き飛ばし、両軍入り乱れる乱闘劇がスタートしたが、選手達はコーチになだめられ、乱闘はようやくストップしたかに思えた。

会場が異様な空気に包まれるなか、何故かスコアラーズテーブルでふて寝をしているアーテスト。この態度に腹を立てた地元ファンの一人が彼を目がけてドリンクを投げ込むのだが、これがなんと見事に命中(!)。それまで冷静さを失わなかったアーテストの怒りが大爆発し、野獣と化した彼はスタンドに駆け込んでファンに襲いかかる。しかもドリンクを投げたファンではない別人をぶん殴ってしまう。

AL'S HIGHLIGHTS WORLD/YouTube

この大惨事から7年、アーテストは名前を“メッタ・ワールド・ピース”に改名。「えっ?」と耳を疑ったが、案の定ピースフルな素振りはまったく見せない。そして2014年、中国リーグでプレーをする事が決まった際は名前を“ザ・パンダズ・フレンド”に改名。NBA屈指のワルで知られるデニス・ロッドマンやクリス・アンダーセンも、アーテストが残した様々な伝説に比べれば遥か及ばないと言えるだろう。

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