尊敬はいらない、悪党は殺すのみ 「ランボー」がヌルいヒーロー映画と違う理由

大ヒット公開中のシルベスター・スタローンの世界的代表作「ランボー」シリーズ最新作にして最終章『ランボー ラスト・ブラッド』より、巧みなトラップで敵を翻弄する臨場感満載の本編映像が解禁となった。

ギャガ公式チャンネル/YouTube

6月26日より公開となった本作は、公開後3日間で約11万人を動員し、全国の興収ランキングでは、『千と千尋の神隠し』『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』などを抑えて第1位のスタートとなった。ランボーともに歩んできた往年のファン、ランボーの後に生まれた新規のファンを熱狂させている。

かつてアメリカ陸軍特殊部隊、通称グリーンベレーの兵士として、ベトナム戦争を生き抜いたジョン・ランボー。帰還してからは戦争の悪夢に悩まされながらも、伝説の戦闘マシンとして、世界各地で戦いに身を投じてきた。そんなランボーも今ではアメリカに帰国し、故郷アリゾナの牧場で古い友人のマリアとその孫娘ガブリエラと共に、“家族”として穏やかな生活を送っていた。しかしガブリエラがメキシコの人身売買カルテルに拉致され、事態は急転する。愛する“娘”を救出するため、ランボーは元グリーンベレーのスキルを総動員し、想像を絶する戦闘準備を始めるのだった。そして、ランボー史上最高の頭脳戦が今、はじまる。

今回公開された映像は、愛する“娘”ガブリエラを拉致した、人身売買カルテルとの最終決戦の火蓋が切って落とされる瞬間の臨場感満載のシーン。
前作『ランボー/最後の戦場』でのラストで描かれる、ランボーが祖国アメリカ・アリゾナの実家へと数十年ぶりにたどり着き、ポストにある父親の名前を確認し、ふと今歩いて来た道を振り向き目を細めるという印象深いシーンを思い出さずにはいられないポストが映し出されるところからスタートする。

決戦の舞台である牧場を一直線に目がけ、物々しく現れるカルテルの軍勢。息をひそめ相手の様子を納屋から伺うランボーの目の前で、罠にかかった1台の車が大爆発。敵との間に境界線を引くかのように瞬く間に着火していき、まるでランボーの怒りを表すかのごとく燃え盛り、文字通り決戦の狼煙が上げられる。武装したカルテルの構成員を率いるウーゴは「お前たち、油断するな」と緻密に張り巡らされたあらゆるトラップに警戒しつつ、【孤高の一人軍隊】の待ち受ける納屋へ銃口を向け、総攻撃を仕掛けようと乗り込む姿が映し出されている。果たしてランボーが彼らを仕留めるため仕掛けた作戦とは…。

スタローンはインタビューで「今は、アクションというアクションが全て映像化されてしまっている時代だ。だから俺は、ランボーだったらどうやって人を狩るのか、常に考えるようにしている。彼はまるで動物のように人間を狩る。そこが、他のアクションと違うところだ。彼は尊敬されようとしたりヒーローになろうなんて思っていない。ただ、徹底的に相手をつぶすだけだ。逃げ出したくなるようなリアルな男の野蛮さがあって、それが戦いにも現れる」と語り、ランボーではお馴染みの強烈な戦闘シーンをリアルな感情剥き出しで演じていたことを明かしてくれた。

幾多の戦場でグリーンベレー仕込みの圧倒的な強さを見せてきたランボー。本作でも随所に巧みに仕掛けられたトラップに敵が次々とハマっていく様は、第一作目の『ランボー(原題:FIRST BLOOD)』の戦闘スタイルを想起させ、約40年の時を経てもなお、戦地を駆け抜け、確実に敵を仕留めるその腕っぷしは健在であることを証明している。
戦争で生涯癒えない傷を負い、孤独や理不尽と闘い続けてきたランボーが、ようやく手にした“家族”の為に立ち上がる時、かつてないほどの怒りで相手をたたきのめす。

©2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.

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