楽天へ電撃復帰した田中将大は、日本野球に順応できるか?

元読売ジャイアンツで野球解説者の上原浩治氏が自身のYouTubeチャンネルに、昨年現役を引退し現在はシアトル・マリナーズ特命コーチの岩隈久志氏がゲスト出演。ニューヨーク・ヤンキースからFAとなっていた田中将大投手の楽天復帰についてコメントした。

上原浩治の雑談魂/YouTube

楽天イーグルスへ田中投手が復帰の報を受けて上原氏は「クマちゃん(=岩隈)、どう?」と感想を求めると、岩隈氏は「ビックリなニュースですね。噂は流れていましたけど。楽天からしたら、最強な補強ですよね」と語る。上原氏も「楽天の評価が上がる。3位に(順位予想を)していた人が2位にするかもしれないし、1位でソフトバンクをやっつける予想をする人もいるかも」と、上位球団には脅威になりそうな予測を立てる。

確かに今季楽天の投手陣はそうそうたる顔ぶれだ。田中将を筆頭に涌井秀章、岸孝之、則本昂大の先発陣に、抑えの切り札として松井裕樹がいる。さらにドラフトでは、石井一久監督が本格派左腕の早川隆久を1位指名し引き当てた。これには上原氏も「あとは中継ぎ陣がうまいこと回ればピッチャー陣はOKやもんね」と充実ぶりに舌を巻く。

東北楽天ゴールデンイーグルス/YouTube

田中将の唯一の心配といえば、メジャーリーグとは違う公式球とマウンドへの再順応だ。ヤンキースで7年メジャーを経験した田中将だが、古巣に戻ったとはいえ日本球界特有のマウンドセッティングに慣れるには苦労するのではないかと語る。上原氏は「マウンドがやわらかいからそこだよね」と指摘。岩隈氏も「ボールが伝わりづらいという感覚に陥る」という。日米でプレー経験のある選手にしか分からない感覚の差に苦労するのだろう。

上原氏は巨人から2009年ボルチモア・オリオールズに入団し、テキサス・レンジャーズ、ボストン・レッドソックス、シカゴ・カブスを経て18年に巨人に復帰。岩隈氏も楽天から12年にマリナーズへと入団し19年に巨人で日本復帰した。2人とも巨人時代に“日本式”に再順応を試みた先人だ。

上原氏は「(やわらかいマウンドでも田中が投球で)左足をついたら動くイメージがないから大丈夫でしょう。やりやすいかもしれない」と太鼓判。岩隈氏も「前までの(ボールの)感覚というよりも、今から自分の感覚をつくっていけばいい」とアドバイスを送る。上原氏が「ソフトバンクが一番嫌がっているでしょうね!」と話すと、岩隈氏も「絶対そうですよ!」と同調。田中将のNPB電撃復帰でパ・リーグの勢力図が激変しそうだ。

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