歌詞に入れるほど大好き “シカゴの伝説”ピッペンをポロGが質問攻め

シカゴ出身のラッパー Polo G(ポロG)とNBAのレジェンド、スコッティ・ピッペンが初対談した。同じ生まれ故郷を持つ二人だが、マイケル・ジョーダンとピッペンが1990年代にシカゴ・ブルズを6度の優勝に導きバスケ界を震撼させた時代、1999年生まれのポロGはこの世に生を受けてすらいなかった。そんな世代を超えた二人のスーパースターが、生まれ育ったシカゴの話やトップでい続けるために大切なことについて語り合った。

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今年6月にリリースした3rdアルバム「Hall of Fame(殿堂)」がビルボード200で一位を獲得したポロGは、バスケットボールの殿堂入りを果たしたピッペンと隣り合わせで話せることに感無量の様子。シカゴのレジェンドへのリスペクトを忘れないポロGは、前作『The Goat(Greatest of All Time)』にピッペンの背番号と同じ曲名「33」を収録しており、リリックにもピッペンの名前が登場する。若いアーティストが自分に対する敬意を表したことについて、ピッペン本人も感謝の気持ちと喜びを感じているようだ。

過去に獲得したチャンピオンシップや数々の栄誉についてなど、ピッペンの本音を聞き出すポロGは、どうやらインタビュアーとしての才能もありそうだ。殿堂入りを果たしたことについて聞くと、

「そこを目標にしてプレイしてきた訳じゃないから、不思議なゴールを達成した気持ちなんだ。チームメイトがいなかったら辿り着けなかったし、僕の技術を評価してくれた人たちのおかげさ。もちろん努力し続けたけど、選ばれた者だけが獲得できる、特別な栄誉だと思っているよ」

すさまじい速さと勢いでスターダムに駆け上がったポロGだが、『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』を観て、ブルズがデトロイト・ピストンズを乗り越える大変さを知ったと言う。

「ゴールを成し遂げて幸せだったけど、それはワンシーズンで失うことだって可能なんだ。チャンピオンシップに上り詰めるまで4、5年かけて作り上げたチームなのに、その栄誉を一瞬で失うことだってできる」

トップにい続けることの大変さを感じているポロGも、似たような感覚を覚えるという。

「シングルを制作している時、大ヒットを飛ばそうとして曲作りはしてないんだ。ただ心が感じていることを曲に閉じ込めようとしているだけ。新作にとりかかるたび、前作を超えたいと思う」

そんなポロGがバスケを辞めたいと思ったことはあるかとピッペンに尋ねると「本当に通用するのか? という不安はあったさ。NBAでプレイしたいという夢を持ちながら、高校と大学でバスケを続けたけど、その気持ちはたまにあったよ。でも、諦めなかった。それまでしてきた努力を考えると、諦めるという思いにはなれなかった」

トップに立った者にしかわからない辛さや苦労が伝わってくる対談。まだまだ話し足りなそうなピッペンだが、今年11月に発売される自伝「Unguarded(無防備)」には、これまで話さなかった事実が多く載せられると言う。『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』の自身の描き方に不満を抱いていたというだけに、どんなことが書かれているのか注目が集まりそうだ。

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