「みんなジョーダンを…」 ピッペン、最優秀守備選手を逃した理由を語る

“史上最高のNo.2”としてマイケル・ジョーダンを長年支え続けたスコッティ・ピッペン。“バスケットボールの神”と一緒にプレイしたからこそ自身が目立つことは少なかったが、ディフェンスの評価はジョーダンよりも上という声も多数。例えば、コービー・ブライアントはピッペンを“史上最高のディフェンダー”と評し、お手本のようなディフェンスだとべた褒めしているほど。
さらに言えば、NBAのオールディフェンシブ1stチームに8年連続、2ndチームも含めれば10年連続で選出など、完璧な実績も併せ持っている。

しかし、そんなピッペンが唯一取り逃している賞が意外なことに最優秀守備選手賞(DPOY)なのだ。ここまでの実績と評判を得ながらDPOYを取っていないのは、ピッペンがチームディフェンスに長けているからなのか。いや、決してそんなことはなく、1994-95シーズンには平均2.9スティールでスティール王に。キャリア平均でも1.96でNBA歴代14位につけているし、ブルズで相手のエースを封じ込める役割を担っていたのもピッペンだ。

そんなピッペンが自著『Unguarded』のプロモーションのためフランスのメディア「Trash Talk’s」のインタビューに応じた際、DPOYを受賞していないことに対して「何があったのか?」と尋ねられた。その質問に対しピッペンは苦笑いを浮かべながらこのように答えた。

「多分、彼らはマイケルを見るのに忙しかったんだと思うよ(“I think they were too busy watching Michael.”)」

インタビュアーも「それはとてもいい答えだね(笑)」と納得し、この質問は終わったが、やはりジョーダンに一番近い位置でプレイし、一番近い実力を併せ持っていたピッペンにも少なからず思うところはあったようだ。特に近年は当時の心境について赤裸々に語っており、その発言がメディアに取り沙汰されることも。

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2020年にNetflixで公開されたジョーダンとシカゴ・ブルズを中心としたドキュメンタリー『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』については、ジョーダンがよく見えるように制作され過ぎているとして批判(のちに本人にも話し、和解している)。また、先程紹介した自著内でも、自身がセルフィッシュだったと言われることに対して、ジョーダンを比較対象として暗に批判をしていると話題にもなった。

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