“キングコング” ユーイング、怪物ザイオンやキング・レブロンを語る

バスケットボールの試合で重要な役割を果たす“ビッグマン”。センターやパワーフォワードのポジションを担当し、その大きな身体を活かしてポストプレイやリバウンドなど、ゴール下でのパワフルなプレイが求められる。それゆえにチームの中で最も身長が高く、力強い選手が担うことが多い。NBAレジェンドのパトリック・ユーイングも213センチという長身を活かし、当時リーグを代表するセンターとして活躍した1人だ。

ただ、近年のNBAでは、スペーシングを意識してハイペースで機動力の高いスモールボールがスタイルの主流になってきている。それに伴い、センターポジションのレベルが衰退しているなどと嘆かれることもあるが、レジェンドはどう見ているのだろうか。

NBA on ESPN/YouTube

いま最も注目を集めているルーキー、ザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)について問われると、「彼は3Pを打たなくても試合を支配できる存在だ」と高評価。

一方でドイツ出身の伝説の長身選手、ダーク・ノヴィツキーのことを“革命児”だったと回想し、「ノヴィツキーがNBAにやって来たとき、多くの人があいつはデカいのにジャンプシュートしたりして何やってるんだと批判的だった。お前のポジションはセンターだろと。だけど彼はポスト下での強さもあり、あらゆるスキルが高い。何より試合を支配する力も持っていた。驚いたね」と、大型選手にとってセンターだけが活躍できるポジションではないと付け加えた。

ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスについても、“ゲーム支配”という点から非常に高く評価。そしてその点においては、カリーム・アブドゥル=ジャバー、ビル・ラッセル、ウィルト・チェンバレンたち、往年の大型センター選手も同様だった振り返った。

「スキルだけでない。瞬時に自分の役割を判断し最良の選択をする。だから試合を支配できるんだ。完全なるプレイヤーとはチームの役に立てるプレイヤーだと思っている。だからチームのためにできることが多い選手ほど、チームにとって価値がある存在さ。選手には与えられたポジションでの役割を学んで、必要なスキルを磨いてほしい。そうすれば、偉大な選手に成長できるし、試合を支配できるようにもなる」

最後に「自分に似た選手は思い当たらないな」と自信ありげに締めくくった。

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