意地と意地のド突き合い! 素手ボクシング、“トラvsサメ”最強女子対決

2月5日に開催されたベア・ナックル・ファイティング・チャンピオンシップ(BKFC)のイベント、ナックル・マニア(Knuckle Mania)。派手なマッチメイクが並ぶ中、注目を集めていたペイジ・ヴァンザントのベアナックルデビュー戦だったが、大方の予想に反してまさかの判定負け。UFCで大人気だったヴァンザントは、BKFCで華々しくデビューするはずが、まさかのほろ苦スタートとなってしまった。

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対戦相手のブリテン・ハートは知名度では劣るもベア・ナックルの先輩で年齢も上。対戦前にヴァンザントから「楽なステップ」と言い放たれたのがよほど腹に据えかねたのか、ヴァンザントの顔が回転する勢いのストレートを打ち込み、クリンチ状態からもボディ、顔面へと的確なブロウを続けた。BKFCでは打撃する限りクリンチし続けてもOKというルールだ。このあたりもベアナックルの経験の豊かさがものを言ったか。

対戦前のヴァンザントのビッグマウスな物言いに、ハートのコーチは「ジャングルじゃ王様のトラも海に放り込まれればもっとでかいサメにすぐ食われるぞ」と息巻いていた。判定負けとはいえ、早くもベアナックル界の洗礼を受けたヴァンザント、やはりベアナックル海のサメはデカかったようだ。

宣戦布告し見事勝利を収めたハート。勝利インタビューではこのように話している。

「私はただの人間じゃない、違うのよ。私はそれ以上に感覚と激情の存在なの。これから全員が、そのことを私と一緒に思い知ることになるわ」

「お前には今回歯を折られた。でもサメの歯はすぐ生え揃うからね。私はこの勝利を、信じない者でなく信じる者たちのために捧げたい」

決してスターではない。むしろここまで地道にキャリアを築いてきたブリテン・ハート、ここにきて大事な一勝を挙げ、実力を証明したことは大きい。一方のヴァンザントは「“可愛いファイター”っていう世間の評価を覆す実力が私にはある」と意気込んでのベアナックル界への参戦だっただけに、手厳しい洗礼を受ける形となった。だが、UFCの元スターの挽回への厳しい道のりがここから始まったとも言えるだろう。

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