RIZIN選手の最終目標であり憧れ “絶対王者になるはずだった男”の正念場

朝倉未来が斎藤裕に負けた事で戦国時代に突入し、光の速度でタレントが揃ってきたRIZINフェザー級。
そのRIZINフェザー級の延長線上にある世界最高峰であるUFCフェザー級。RIZINで名を上げた選手の最終目標であり憧れの地である。
その憧れのUFCフェザー級で1月17日UFCファイトナイト・ファイトアイランド7において”絶対王者になるはずだった男”の正念場のワンマッチがメインで行われる。

その男の名はマックス・ホロウェイ。

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ハワイ出身の元UFCフェザー級王者で好戦的で鬼の様に回転の速いパンチでレジェンドであり元々のフェザー級絶対王者であるジョゼ・アルドを2度粉砕し、無敗の挑戦者”メキシコ産最先端寝技師”ブライアン・オルテガに初めて挫折を味わせたUFCフェザー級の”絶対王者になるはずだった男”だ。

ホロウェイはMMA史上最高のカリスマであるコナー・マクレガーとも鎬を削った事のある華のあるハワイの陽気な王者で皆が長期政権を期待していた。

あの男が現れるまでは…

“絶対王者になるはずだった男”の天敵。

地味なフィジカルモンスターでスタミナは永久電池、現UFC王者の中で1番の地味強王者アレクサンダー・ヴォルカノフスキー。
ホロウェイの天敵でホロウェイは微妙な判定で2度敗れている。完敗ではなく微妙な判定で2度敗れているのでかえってホロウェイの価値は落ちてしまった。

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RIZINの日本人選手が強さの象徴としてUFCの王者の名を出す事はあるが皆、現UFCフェザー級王者ヴォルカノフスキーの名は出さないだろ?
抜群に地味で抜群に強く抜群に華が足りないのだ。”誰も戦いたがらない王者”ある意味褒め言葉なんだが、アレクサンダー・ヴォルカノフスキーとはそういう存在だ。

芸人でいうと非常に失礼で最低の表現だがパンクブーブーさんだ。実力以外何も無い。もし若手芸人界のカリスマで旗手である霜降り明星が、「歴代M-1王者とガチ漫才対決をするから対戦相手を選べ」と言われてパンクブーブーさんを初っ端から選ぶ事は無いだろう。

負けるリスクが大いにあるが勝った時、想像より盛り上がらない。だから朝倉未来もヴォルカノフスキーの名は出さないし出しても盛り上がらない事はわかっている。

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ホロウェイが絶対王者としてUFCフェザー級王者に君臨していればRIZINフェザー級の選手も「いつかはホロウェイに挑戦したい」と明確に紙面を盛り上げる事ができた。ホロウェイとはそういう華とカリスマ性と面白い試合をする三拍子揃った王者だったのだ。
そのホロウェイは現在2連敗中だ。ハワイアンを象徴する好戦的で面白い試合も直近ではできてない。そんな休火山状態のホロウェイが今回、正念場を迎える。

相手は絶好調”自然体で強い男”カルヴィン・ケーター。これは今のホロウェイにとっては最も危険な相手だ。カルヴィン・ケーターは強い。バランス良く強い。そして強さを誇りすぎるわけじゃなくファイターとして特出して目立つわけじゃない。

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ただただ”自然体”に物凄く強い選手だ。ホロウェイを普通に、当たり前の様に倒してしまう可能性がある。
タフでフェザー級の激闘KOキングであるジェレミー・スティーブンスを右肘で鮮烈KOしたのは記憶に新しい。あれだけの鮮烈KOなのになぜか自然体に見えるのがカルヴィン・ケーターの強さだ。

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2連敗中のマックス・ホロウェイにとってはキャリア最大の正念場で大事な戦いだ。

ここを落とせば世界最高峰のUFCの渦に飲み込まれる。元カリスマ王者だろうが3連敗したらいつの間にかリリースされてもおかしくないのがUFCなのだ。移り変わりの波が激しく早過ぎる。
逆を言えばここでマックス・ホロウェイがカルヴィン・ケーターにKO勝ちできれば一気に信用を取り戻す。カルヴィン・ケーターはそれほどの実力者だ。もしケーターとヴォルカノフスキーが戦ってケーターが勝っても誰も驚かない。本人、自然体だろうし。

希望としてはマックス・ホロウェイに激勝して欲しい。そして、いつの日か夢に見ている日本人がUFCフェザー級に参戦してくる時に(こんな奴に勝てねえだろ…)って選手が王者に君臨していて欲しいのだ。

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1月24日のUFC257で行われるコナー・マクレガーvsダスティン・ポワリエのメガマッチ。両者と肌を合わせた事のあるマックス・ホロウェイの再起に期待!世界的にフェザー級よ!盛り上がれ!バンタム級の様に!

御後が宜しいようで。

PS
個人的にAJマッキーがUFCフェザー級でどこまでやれるか見てみたい。
そして、ザビット・マゴメドシャリポフにも引き続き期待だ!

文・鬼越トマホーク・坂井良多

sakai
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