時は来た… “最強の男”と“鼻を折られたい男”が激突 今年のUFC一のメガマッチ ヌルマゴ vs ゲイジー

時は来た…

遂に来た…

ハビブ・ヌルマゴメドフvsジャスティン・ゲイジーのUFCライト級メガタイトルマッチが!

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これぞドリームマッチでありライト級世界最強決定戦。無観客が心底勿体ない。

“弱点ゼロ、敗北ゼロ、慈悲ゼロ”でお馴染みのMMA無敗の不敗神話を継ぐ現代版ヒクソン「組神」ハビブ・ヌルマゴメドフ。ヒクソンの時代の無敗ももちろん凄いが現代でMMAが競技として成熟する中のUFCでの世界最高峰の高次元での無敗はエグ過ぎる… もう組み技の神と断言していいくらいヌルマゴメドフに掴まれたらそこで試合が終了する。

そんな最強の男、ハビブ・ヌルマゴメドフは新型コロナと深い因縁がある…

コロナ禍で海外への渡航が許されない中で呪われた一戦であるヌルマゴメドフvsファーガソンが5度目の消滅をした。

最低な言い方だとコロナ禍の口火を切ったのがこの試合の消滅からだった…

そこからUFCは名物ハゲ社長のジャイアン的剛腕で無観客試合を始め、ファイトアイランドもアブダビに作り世界中のUFC熱を冷ます事なく維持している。デイナ・ホワイトには感謝しているがやはり凄過ぎる試合が多い分、無観客試合はもったいないのは否めない。

そんなコロナ禍の中、最強の男ハビブ・ヌルマゴメドフを育てたコマンドサンボとMMAの世界的名指導者でありハビブ最愛の父であるアブドゥルマナプ・ヌルマゴメドフが新型コロナウイルスの合併症により亡くなった…57歳、いくらなんでも早過ぎる…アブドゥルマナプは最強の息子を育て上げた最強コーチで歳を取ってからハビブと組み合ってる動画も見たが父も大組神だった。若い時は鬼の様に強かったであろう。まさに「この親にしてこの子あり」だ。

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幼い頃から二人三脚で最強の男のセコンドにはいつも父がいた。日本で言う亀田親子や那須川親子だ。

幼い頃にハビブを熊とスパーリングさせていたのも父の教えだと思う。

そんなMMAの未来を切り拓いたレジェンドまで新型コロナは奪ってしまった…失意のハビブ・ヌルマゴメドフは果たして大丈夫なのか?

答えは…大丈夫だ!

ヌルマゴメドフの強さはフィジカルや技術はもちろん父親の教えの賜物である”精神力”にある。

ヌルマゴメドフの名セリフには「お前を一晩中レスリングで攻め続けてやろうか」というデーモン小暮閣下も震え上がる殺し文句がある。

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攻める側も相当な精神力がなければ一晩中レスリングで攻め続ける事はできないしヌルマゴメドフは戦いにおいて冗談を言うタイプではない。

ヌルマゴメドフにとって色々あり過ぎたコロナ禍でヌルマゴメドフの試合が観れるのは至極嬉しいし、父の死を乗り越えて試合を受けたヌルマゴメドフには心から敬意を表する。

そして今大会、皆さん承知の上だが相手も”最高”なのだ!

ライト級最強がヌルマゴならこちらは”ライト級最高”。

最高の試合をするジャスティン”やり過ぎ”ゲイジーだ。

もうジャスティン・ゲイジーについては過去記事でも語っている様に中畑清を超えた絶好調男であり満塁男でありサヨナラ男でありお祭り男だ。異名がザ・ハイライトで勝っても負けてもKO決着の”アメリカ人が切望する理想のMMA選手”でありMr.ファイト・オブ・ザ・ナイト。

昔はスタミナや打たれ強さを考えず攻め過ぎていわゆる”やり過ぎ負け”を連発していたがダスティン・ポワリエに負けて反省したのかやり過ぎない事を覚えて打撃も一発◎を維持しながらミートも格段に上がったのだ。今、キャリア最盛期でゲイジー史上一番強いと言って間違いない。

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実は全世界の格闘技ファンも5度流れたヌルマゴvsファーガソンを絶対に観たいと思いつつゲイジーがそこに割り込んでくるなら棚からぼた餅だと思った格オタも多いのではないか?

前にスラムダンクで例えさせて頂いたがヌルマゴが沢北、ファーガソンが仙道、ゲイジーが流川(ファイトスタイルは桜木)。長年、沢北を追いかけ続けた仙道が流川と1on1で戦い敗れたので仙道の意志を継いだ流川が沢北に挑むというのが今回のUFCライト級メガタイトルマッチの概要だ。

実際、ファーガソンの意志を継いだという生半可な物じゃない。5度流れた呪われたヌルマゴとの大戦実現の為に妖怪となってしまったファーガソンをゲイジーが鬼滅の刃並みの超激闘の末、退治したのだ。

ファーガソンvsゲイジーは凄過ぎる試合だったし無観客試合と思えないくらい胸が熱くなった。そして何年も強豪と戦い全て勝ち、打撃が効いても全てリカバリーしてきた鬼のファーガソンをTKOで下した事でジャスティン・ゲイジーの評価は鰻登りで過去の敗北など完全にチャラになった。

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目下、4連続KO中でうち3試合が1RでKO勝ちしている超絶好調男ジャスティン・ゲイジー。そしてゲイジーは試合でほぼ使うことは無いが”ある特殊能力”があり、それがヌルマゴ撃破のキーポイントになる。

その特殊能力とは「UFCライト級屈指のレスリング実績」だ。

打撃主体で打ち合いで相手をKOする試合しかしないゲイジーは実はレスリング出身でありオールアメリカンのレスリングエリートだ。

今までの試合でレスリングテクを全く使わない理由として「レスリングはエネルギーを多く消耗しすぎるから疲れるならレスリングよりも戦いで疲れたほうがいい」とさらっと言い放ち更には「金を稼ぎたい。このスポーツで金を稼ぐ最も確実な方法はエキサイティングであることなんだ」と自分の利点でもあるレスリングを捨てUFCで最もエキサイティングな選手を目指す”ファンの夢”の様な選手だ。

エキサイティングゆえに過去には「試合で鼻を折られたいんだ。元々鼻の調子が悪いんだが試合で折れれば観客は盛り上がるしUFCが治療費を出してくれるだろ(笑)」と最高の迷言を笑いながら言っていた。

そんなレスリングエリートだがレスリングが嫌いな野球でいう石井一久の様なゲイジーだが、今回のヌルマゴメドフは組神であり100%タックルに来るので遂にゲイジーの幻のレスリングテクニックがベールを脱ぐ。

ヌルマゴのタックルが切れたり寝技になっても立ち上がることができれば打撃力ではゲイジーに分があると思う。左右フック、鬼のローキック、ヒザ蹴りとヌルマゴを仕留める武器は携えているゲイジー。

立ちのゲイジー、寝てヌルマゴメドフの構図はハッキリしている。だからこそ寝かされない為のレスリングテクニックが最重要になる。

そして、毒舌家で他の選手に対してバッサリ斬り捨てる一面も持つ”ロシアの有吉弘行”ヌルマゴはかつて連敗して評価を落としていたゲイジーに対しては「レスリングを上手く使えばもっと良い選手になる」とポテンシャルを高く評価してたのが今となっては感慨深い。

予想はどうだろう?

本命 3R組み技で制圧しつつ鬼のフェイスロックでヌルマゴ一本勝ち

対抗 ゲイジー、寝技に持ち込ませず2RパンチでKO勝ち

そして大穴…

ジャスティン・ゲイジー、フロントチョークで一本勝ち!!

どうだ?この大穴予想は!ワクワクするだろ?万馬券どころか億馬券だぞ!皆、こういう一戦でまさかが起きやすいのをお忘れか?

堀口恭司がコールドウェルにフロントチョークで一本勝ちするのを予想した人が世界中探してもいたか?

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ネット情報だがゲイジーがインタビューで「絞め落とされないと思っているのは自分だけで、誰だって絞め落とされる可能性はあるのさ」と語っていた。確か…語っていた…確か…

つまりフロントチョーク一本勝ちのフラグは立ってる!

あぁ…もう予想なんてどうでもいい!!早く観たい!どんな結末でも盛り上がる!

無観客だけ残念だが、間違いなくライト級史上最大の決戦だ!無敗の男が更に勝ちを重ねて伝説になるのか?初めて土をつけてその時、歴史は動いたとなるのか?おそらくゲイジーが勝った場合、あの”アイルランドの大仁田厚“がゲイジーを挑発してくるだろう。
相性的にヌルマゴは厳しいが、打ち合い至上主義のゲイジーなら寝技に持ち込まれる心配も無く両者の人気を考えればMMA史上最高に稼げる一戦になるからだ。

そんなビフォーアフターも含めて今年のUFC一のビッグマッチ、ハビブ・ヌルマゴメドフvsジャスティン・ゲイジーは絶対に観よう!

日本時間10月25日午前3時だ…えっ?

午前3時…

みんな今から睡眠とっとけよ!

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俺はやり過ぎゲイジーがヌルマゴにローリングサンダー(縦回転胴廻し回転蹴り)をかますのかどうか期待と不安で今から寝られないよ!

なんちゃって!兎に角楽しみだね!

御後が宜しいようで。

PS
セミのロバート・ウィテカーvsジャレッド・キャノニアの一戦も必見です!元々ウェルター級出身の元ミドル級王者で勇敢なウィテカーが元々ライトヘビー級で”ゴリラ”という世界一シンプルで世界一恐ろしい渾名を持つフィジカルモンスター、キャノニアとどう戦うのか?ウィテカーは逃げませんよ!

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文・鬼越トマホーク・坂井良多

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