半沢直樹に倍返しどころか100倍返しされる… 年末の朝倉未来戦へのストーリー作りをRIZINには期待

もう”後編”と名付けるには余りにも時が経ってしまった…

余りの筆の遅さに伊佐山部長から「詫びろ!」の8連発を浴びせられそうだが、そんな事は気にせず今更ながらRIZIN.22そしてRIZIN.23の記事の後編を書かせて頂く。ただ単に試合レビューを書くには遅すぎるので何試合かピックアップしての9月のRIZINへの流れ、年末への希望も含めて語らせて頂く。

まず今回のRIZIN.22では”萩原京平”という大誤算が生まれた。

当初は萩原の対戦相手である大人気の”アウトサイダーセレブ”朝倉未来のTHE OUTSIDER時代からの盟友で練習仲間である白川“Dark”陸斗がどうRIZINデビューを飾るのか注目していた格オタがほとんどではないか?

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萩原には失礼だが余りに情報がなく地下格闘技出身の喧嘩番長といういかにも胡散臭いニックネームと少し気の抜けた宣材写真も相まって完全に噛ませ犬扱いだった。

しかし…試合が始まれば彼は”噛ませ犬”ではなく”優秀な猟犬”だった。

初大舞台というのに落ち着き払い、強烈なカーフキックで主導権を握り、冷静で正確なとても喧嘩番長には思えない綺麗な打撃でDark陸斗を追い詰め、ラウンド終盤に大技を入れ込むという余裕も見せつけ、遂には打たれ強く根性の塊である白川陸斗を連打をまとめて喰ってしまった。

萩原京平はこの一戦でRIZINバンタム級と違い万年役者不足に悩むRIZINフェザー級の期待値大の新鋭に躍り出た。ただレスリングや寝技の対処などは未知数でまだまだ査定は続くが、9月のRIZINの結果次第では年末にビッグマッチがあってもおかしくない華のある逸材だ。

朝倉兄弟で充分証明されたがもう地下格闘技の技術力の高さを疑ってはいけない。我々の業界でも地下お笑いと言ったら”ソニー”なのだがバイきんぐ、アキラ100%、ハリウッドザコシショウなど賞レースのチャンピオンを何人も生み出しているのだ。

9月の芦田崇宏戦にインパクトのある勝ち方ができればもしかしたら朝倉未来の対戦相手の最右翼に躍り出るかもしれない。

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そして、格オタ大注目のRIZINバンタム級を更にカオスにするべく組まれた井上直樹 vs. 渡部修斗では井上直樹がとてつも無い寝技のポテンシャルを見せつけてあっさりチョークを極めてしまった。

井上直樹は良い意味で静かで地味な感じもあるがこの選手はまだ23歳で伸び代がありまくるにも関わらずもう”打投極”全て高次元で完成されてると言っても過言では無い。いわゆる子供の頃からMMAの技術が近くにあった世代なので空手出身だがバッグボーンはMMAと言っていい。

これまでの選手が普通の車だとしたらプリウスの様な存在だ。

将来的に同じ豊橋出身の朝倉海の最大のライバルになると筆者は踏んでいる。

情熱的な朝倉海と冷静で物静かな井上直樹は”桜木と流川”の様なライバルになって欲しいし、この2人がいつか雌雄をかけて決戦すると筆者の二重まぶたの奥のくりくりした眼光が鋭く睨んでいる。

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しかしながら三河武士の名残りなのか静岡県〜豊橋辺りの格闘家の豊作ったらないね。我らがワオキさんからサトシ、朝倉兄弟に井上直樹と佐々木憂流迦そして関根シュレック氏も。

そんなブラジル産三河武士の”凡才柔術が生んだ天才”サトシ・ソウザもジョニー・ケース戦を払拭する様な凄まじい勝ち方だった。進化し続ける現代MMAで古代MMAの元祖であるマウントをとりパウンドアウトorチョークを極めるの”ヒクソン勝ち”

これは痺れたよ!もちろんヤッチ君も好きだしジークンドーも楽しみにしてたがサトシの寝技の凄まじさを見れた。体力MAXの矢地君があそこまで動けないとは…

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そして、ヤッチ君のYouTubeチャンネルでは鬼越トマホークの同期のブラジルとのハーフ芸人デニスの植野行雄が演者としてお世話になってるのだが、コロナ禍で全芸人の収入源が断たれる中、ヤッチチャンネルを収入の要としてデニスの植野行雄は耐え忍ぶ中、ブラジルとのハーフで日本で苦労しながら家族を養い柔術を教えてきたサトシ・ソウザの勝利を1番悔しがっていたのはブラジルとのハーフで日本で苦労してきた植野行雄だった(笑)

いつか落語になるだろう。

今回は負けてしまったがヤッチ君はやはり何があろうとRIZINには外せないのでお祭り男復活を何回でも望んでいる!

そして2日目のRIZIN.23はなんといっても裏メイン斎藤裕vs摩嶋一整…を語る前に!

セミの元谷友貴vs魚井フルスイングを皆さんもう一度RIZINの公式YouTubeで見返してくれ!
試合内容もとても面白いが筆者が仲良くさせていただいてる”日本MMA界の勝俣州和”大沢ケンジさんのセコンドの声を無視し続ける魚井フルスイングが笑っちゃいけないのだが面白すぎる。
そして「アッパー打て!アッパーだ!アッパー!」の指示にようやく魚井が従ったと思ったら大沢さんの声がデカすぎたのか見事、元谷に膝を合わせられていた。

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コロナ禍で歓声が禁じられた静かな空間の中で生まれた珍師弟コンビ大沢ケンジ&魚井フルスイング。格闘家は試合に命をかけてるから笑ってはいけないのだが2回観るとどうしても大沢さんの通り過ぎる大声と真面目なんだがどこかキャラが濃い狩野英孝の様な存在の魚井フルスイングとクールな元谷友貴の描写が絶妙な試合だった。

そして、朝倉海が見事に〆たRIZIN.23の裏メイン”日本フェザー級最強決定戦”と銘打たれた斎藤vs摩嶋はお互いの持ち味が出た素晴らしい試合だった!

地方で練習する”奇跡のグラップラー”摩嶋の寝技が1Rで斎藤を抑え込み、このまま摩嶋勝利かと思われた2R開始直後にタックルを切った斎藤のサッカーボールキックが直撃しそのまま猛攻で斎藤裕がストップ勝ちを収めた。個人的には今大会ベストバウトだ。

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そして、その猛攻が嘘の様に解説席にいた”アウトサイダーセレブ”朝倉未来の挑発を見事にスカし、逆に因縁を生ませるという斎藤劇場を一瞬にして作り上げた。

しかしながら本当に朝倉未来とそこまで戦う気は無いのかもしれない…

格オタ歓喜の朝倉未来vs斎藤裕だがこのRIZINのピンチの経営状態だと叩かれてしまうのを覚悟で言うと世間的にはまだ地味なのだ…

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このままではやっと決まった地上波放送で同日放送の半沢直樹に倍返しどころか100倍返しされてしまう…

もう一段階ストーリーが欲しい…

RIZINフェザー級の受難はまだまだ続きそうだ…

もし朝倉未来が9月に出ないのであれば、年末の朝倉未来vs◯◯へのストーリー作りを9月のRIZINには期待する!世間を巻き込む様なムーブメントがなければ流石の大晦日は乗り越えられない!

運営の大変さにノン忖度で言わせて貰えば。

年末は。

朝倉海vs堀口恭司

朝倉未来vs◯◯

那須川天心vs武尊

がやはり観たい!

格闘技自体がどうなるかわからないこんな世の中でデカい花火をぶち上げて欲しい!

だから9月のRIZIN.24での那須川天心vs皇治は皇治が判定まで持ち込めば皇治の勝ちのようなもんだ。

那須川天心は超人。那須川天心は国宝。那須川天心は夢。だからこそ打たれ強い皇治を完璧にKOして最高の形で年末につなげて欲しい!

この記事が上がる頃にもう出てるかもしれないが、9月のRIZIN.24の追加カードにも期待!夜叉坊vs金太郎がフェザー級で戦ってド派手に勝ったどっちかが朝倉未来に対戦表明…とかあったらシビれるけどな!

兎に角、雷神なんだからファンをシビれさせてくれ!

御後が宜しい様で。

PS
元谷友貴vs魚井フルスイングだけは何回もみてね!できたら誰か文字起こしして(笑)

文・鬼越トマホーク・坂井良多

sakai
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