ボクシング界の主役 “カネロ”アルバレス、最大の魅力とは

メイウェザー無き現ボクシング界の主役は誰か?

個人的には声を大にして井上尚弥と叫びたい所だがまだ少々早い。

現ボクシング界最高のスーパースター…

サウル・”カネロ”・アルバレス

メキシコ系のスーパースターとしてチャベスやデラホーヤに勝るとも劣らない、いや、最近の活躍を加味すればボクシング大国 メキシコ史上最高のスーパースターかもしれない。

Motivedia - Boxing/YouTube

カネロとはスペイン語でシナモンの意でアルバレスの赤毛に由来する彼のあだ名である。

髪の無い筆者にとってはなんともお洒落で羨ましいあだ名だ。

今でこそDAZNやYouTubeなどがある素晴らしい時代だが、長らくWOWOWエキサイトマッチに任せきりだった日本においての”世界のボクシング”。
なのでボクサーとしてよりもお騒がせセレブとして有名なメイウェザーやアジアの英雄パッキャオに比べてカネロの日本での知名度はその活躍に反して凄く低いように思える。

カネロの日本での知名度は芸人でいうとルシファー吉岡さんとちょうど同じくらいであろう。

が、しかし、昨今の村田諒太の活躍で村田のキャリア最大の目標として”ラスボス”ゴロフキンの名が日本に知れ渡った。そのミドル級最強の男 ゴロフキンに1勝1分けで勝ち越しているのがカネロこと赤毛のアルバレスだ。

元々はスーパーウェルターで始まったカネロのキャリア。攻防兼備のメキシコ系らしい美しいボクシング、逞しさも感じる甘いマスク、華のある試合内容で瞬く間に千両役者となりメイウェザー戦で躓くまではほぼパーフェクトに近い華々しいボクシング人生を歩んでいた。

メイウェザーにはプロ初黒星を喫したものの、母国メキシコでは視聴率40%、2200万人がカネロの試合を見守った。日本で言うとほぼ半沢直樹だ。

メイウェザー戦で躓いたものの、その経験を糧に更にその挑戦し続ける人生に火がついたのか、元々赤毛だから燃えていたのかは知らないがカネロは歩みを止めることなく階級の壁に倍返ししていく。

メイウェザーはマッチメイクの段階で現時点の力で勝てると踏んだ相手としかやらない。
回転寿司で言えば何周もしてカピカピになるのを待って、満を持して皿を取る。
パッキャオ戦なんかがまさにそうで脂が乗って新鮮だったパッキャオをスルーして何周かしてカピカピになるのを待っていた。

一方、カネロは流れてきた瞬間に皿を取る。たとえそれが無謀と思える階級上の相手でも。

そこがカネロ最大の魅力であり彼が皆の王者として愛される最大の理由だろう。

DAZN USA/YouTube

ミドル級に階級を上げキャッチウェイトでコットとカーンを倒したのはまだしもゴロフキンと互角に渡り合うとはみんな思ってなかった。

疑惑の判定なんて言われるが正直、どちらが勝ってもおかしくない内容ならやはり挑戦してる分カネロ有利になる。

ゴロフキンとカネロでは人気も鬼越トマホークとEXITくらい違うのだ。

メイウェザーに土を付けられた倍返しにゴロフキンの不敗神話を破ったカネロの歩みは止まる事なく、DAZNと5年11試合410億円と言う天文学的契約をして、175cmしかないのに何を考えたのかスーパーミドル級のWBA世界王者ロッキー・フィールディングに挑戦し、いとも簡単にダウンを奪いまくり圧勝してしまった。

それだけには留まらずまたミドル級に階級を戻し超難敵ダニエル・ジェイコブズを変幻自在のヘッドムーブで翻弄しつつ撃破し、さらに、さらにミドル級からライトヘビー級に二階級も階級を上げ”破壊者”と呼ばれるWBO世界ライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフに挑戦してまさか、まさか…11RでKO勝ちしてしまった…

これがあまりに凄すぎる事でうまく表現できるか分からないが、まずカネロとコバレフのサイズの差とコバレフの強さを考えると
オール阪神師匠とオール巨人師匠が楽屋で素手喧嘩して阪神師匠が巨人師匠を失神させた…これでカネロがやった事の凄さ分かった?

DAZN USA/YouTube

しかもボクシングの長い歴史で階級ってのは崇高に分けられていてカネロほど減量したり増量したりして活躍するのはあり得ないわけで…

3階級王座同時保持なんて正直、漫画どころか夢でもあり得ないことをカネロはやってるわけで…

あのボクシング史上最高の天才ロイ・ジョーンズですらヘビー級王者になるという伝説と引き換えにその後の減量しての本来の階級では暗黒のキャリア晩年を送ったわけで…

どう?カネロに興味持ったでしょ?

しかも、このバケモノが村田諒太の階級に君臨してるのよ!おそらくミドル級に戻ってくるのよ!

もしかしたら…

凄いでしょ?ロマンでしょ?

もし興味持てなかったら赤毛のアンから読んでみて!カネロと全く関係ないから(笑)

というわけで皆さん、まずサウル・カネロ・アルバレスを知りましょう!今日はここまで!

文・鬼越トマホーク・坂井良多

sakai
TAGS