血で血を洗う修羅の国「豊橋」 まさかの高校の先輩 vs 後輩対決を決勝で観たい

RIZIN名物ドタバタ&バタバタが絶賛炸裂してるがそれは年末の風物詩だ。平常運転と断言して問題無い。ドタバタ&バタバタがあろうがなかろうがもうRIZIN.33が盛り上がる事は確定してる。

それはね…

ノーコメント。

…なんてRIZINジョークはさて置き、もう何があってもRIZIN.33が盛り上がる事は確定している。なぜならば”RIZINバンタム級JAPANグランプリ”があるからだ!年末のドタバタをRIZINは見越してこの一本筋の通ったグランプリを事前に手配していたのだ(笑)

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「もう僕たちは幾ら振り回されようがいいんすよ!これがあるんすもん!」

そんなRIZINキッズの産声が今にも聞こえてきそうだ。という訳で様々な因縁や憶測や議論を纏いつつ本命、対抗、古豪、大穴と素晴らしいバランスで勝ち上がってきた4人が繰り広げるワンナイトトーナメントがRIZIN.33の大黒柱だ。これがしっかりしてるからRIZINは倒れない。

大本命・朝倉海 vs 大大穴・瀧澤謙太のストライカー対決。才能溢れ過ぎた超新星・井上直樹 vs RIZINをずっと支えて来たベテランいぶし銀超実力者・扇久保博正の若手 vs ベテラン対決。準決勝の組み合わせをどう決めるかも注目されたがファンが描く一番良い形が自然と決まった形だ。
そして、決勝で皆が観たいのは血で血を洗う修羅の国・豊橋のまさかの高校の先輩後輩対決だろうが果たしてそうなるのだろうか?ワンナイトトーナメントで朝倉海も井上直樹も拳に爆弾を抱えている…

色々な要素が絡まり合って楽しみで仕方ない。トーナメントだから何が起こるかわからない。リザーブマッチも注目しなければならない。

「金太郎vs元谷友貴」このリザーブマッチも滅茶苦茶楽しみだ。全体的なMMA能力は元谷だが勢いと爆発力は完全に金太郎だ。”バンタム級一の技のデパート”元谷は今一度、自分の強みである寝技で攻めれば金太郎から一本取れる能力はある。対する金太郎は相手が誰とか関係なく井上戦で3Rに発動した”熱血ヤ◯ザモード”を発動して1R打撃で秒殺する事が大晦日に金太郎が求められてる事だ。
もう2人とも開き直って(どうせリザーブマッチだ)の精神が名勝負を生むし奇跡の優勝を手繰り寄せる。1R早期決着を期待したい!

それでは本丸を語ろうか?

まずは元王者で大本命・朝倉海だが、懸念される不安要素は最初のラッシュを防がれた後、被弾しがちな事がヤマニハ戦で露呈してしまった事と大晦日との相性の悪さだろう。
「最悪だぁ…」何度となく聞いたこの言葉を大晦日に返上できるかが最大のテーマだ。恐らく優勝したらベラトールかUFCに行くと思われるがそんな王道に立ち塞がるノンストレス、ノーマークの不気味な瀧澤ダンスは厄介な相手だ…

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まず瀧澤は天然で気が強い。意外と打たれ強く一発がある。そして誰からも期待されてないので自由に戦える。そして意外と素直でクレバーな選手だ。
総じて”厄介”だ。
前回の元谷戦で瀧澤は番狂わせを起こし、最高の勝ち方をしたので絶好調と言っていい。ストライカー同士の戦いだが能力は朝倉海の方が上と言われているがこのトーナメントの台風の目となった”大本穴”瀧澤は「全てを奪う」とバチバチに攻める事を公言して、対する朝倉海も楽な相手と切り捨てた。

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怪我無く朝倉海が勝って順当に決勝に進んで欲しいと思ってる天使と瀧澤が一発当てたら面白いんじゃないかと思ってる悪魔が格闘技ファンの耳元で囁く様な究極の準決勝だ。

「全て持ってる」朝倉海 vs 「何も持ってない」瀧澤謙太。準決勝第一試合”下剋上ストライカーマッチ”。
果たしてどうなるのか?瀧澤の一発や戦い方に注目だが、もし負けるならあっさり頼む(笑)殴り過ぎて拳を怪我した朝倉海が勝ち上がるが最悪なストーリーだ。

そして、もう一つの準決勝「井上直樹 vs 扇久保博正」これも滅茶苦茶楽しみだ。2人ともタイプは違うが何でも出来るし、スタミナも無尽蔵なのでどの展開になっても面白いし読めない。

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寝技のディフェンスが完璧な扇久保博正から井上直樹はチョークを取れるのか?スピードがあり懐が深過ぎる井上直樹から扇久保博正はテイクダウンを取れるのか?
打撃はどっちが上手い?スタミナは?フィジカルは?結局、MMAファイターとしてどっちが優れているの?
などなど2人の技術力が高過ぎる故にある様々な疑問がこの日、解決するのだ。

しかも扇久保は井上直樹がUFCと契約したので自分は出来なかったと過去の因縁を口にして、ジェラシーを抱くベテラン vs あっけらかんとした若手というしっかりとした対立構造を作り上げてくれた。扇久保は謙虚そうに見えてプロとしてしっかり煽る。こういう所が素晴らしい。

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そしてまた、我関せずを貫く無口な頑固者・井上直樹もそのままでいい。それしかできない(笑)扇久保からしたらRIZINバンタム級四天王が2人井上に狩られていてチームメイトの憂流迦と井上が戦わないと考えると四天王最後の砦だ。何でも出来るし全ての経験を持つ「打・投・極・根性」大ベテラン扇久保博正が意地で超新星を封じ込めるのか?

どこ吹く風?底無しの天才・井上直樹が令和のMMAの現在進行形を見せつけて涼しい顔でベテランを狩るのか?若手 vs ベテランの究極の生き残りマッチ。その先に残ってるのはどっちだ?

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…そして、決勝も語る?仮定だけど。

やっぱいつか絶対に観たいから朝倉海 vs 井上直樹を語らせてよ!煽らせてよ!俺はどっちかか優勝してBellatorのバンタム級トーナメントに殴り込んで欲しいんだよ!日本代表として!堀口恭司も参戦すればそこで戦える訳だしさ!夢があるじゃない!

…一旦落ち着こう。

…よし!語るよ。

朝倉海は会見で向こうのブロックについて聞かれて「扇久保選手が上がってくると思います」とはっきりと答えたが、これは常々高く評価され続けてる井上直樹に対して意識している表れでもあると思われる。井上直樹を過大評価と断言する背景には地元の後輩という事もあるんじゃないか?だって…絶対に負けたく無いもん地元の後輩には!

しかも、朝倉海と井上直樹は高校も同じという数奇な運命だし、朝倉海自体は不良では無いが出身はアウトサイダーで兄貴は今や日本一有名な不良と言っていいのでやはり地元ではイケイケの部類に入り、静かで真面目で喧嘩とは無縁の井上直樹に絶対に負けるわけにいかないのだ。メンツがかかってる。
だから朝倉海はもちろん扇久保博正が上がってくる事も想定しつつ井上直樹に挑発を仕掛けたんじゃないか?

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そして、たまにいる不良よりヤバいボーッとして何考えてるか分からない青年の日本代表である井上直樹が挑発を受けても「僕は相手は誰でも」と言って受け流すという”直樹平常運転”をかました状態だ。この子は良い子に見えるが一番頑固なのだ。

つまり2人とも意識し合ってるのに「別に…」と言っているダブル沢尻状態なのだ。2人とも素直では無い。

だから当たったら滅茶苦茶面白いのだ!
活発な兄や姉に隠れた狂気を秘めた”弟ファイター”である朝倉海と井上直樹。似てない様で凄く似ている2人の数奇な共通点を纏った頑固な弟同士の至高の決勝戦。

一体どっちが強いの?絶対観たくない?
破壊的攻撃力を誇る朝倉海のパンチでKO。
神速のチョークで締め落とす井上直樹。
はたまた全く別の展開…

どんな展開になっても絶対に面白いし、2人の戦いは世界に続いている!
だからこそ仮定だが語らせていただいた!果たして幻の決勝は実現するのか?はたまた全く別のストーリーが待ち構えているのか?

朝倉海、井上直樹、扇久保博正、瀧澤謙太、金太郎、元谷友貴。

この中に日本の格闘技を背負う”真犯人”がいる!

12月31日「RIZIN.33」
共に見守り、熱狂し、歓喜し、涙しながら感動しようぜ!

「RIZINバンタム級JAPANグランプリ」

刮目せよ!

御後が宜しい様で。

文・鬼越トマホーク・坂井良多

sakai
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