“宇宙チャンピオン”井上尚弥の対戦相手は「ボクシングの歴史」

この世に”強過ぎる”以上の賞賛は無いのか?
この世に”モンスター”以上の異名は無いのか?

井上尚弥…

貴方、凄過ぎて言葉が追いついてないよ。現代文じゃ無理だよ。新しい言葉、創らないと… どう表現すればいい?もう貴方の戦いは”神々しい”としか表現出来ない。神々しいでも安っぽく感じる…

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ボクシングの神に愛されるどころかボクシングの神すら嫉妬する強さと才能。今まで日本人のボクシングに付き纏ってきた不安感、悲愴感、絶望感はどこにいったのか?

(勝ってくれ…) みたいな願いはどこにいったのか?

最早、井上尚弥は勝つ事が確定している上で”勝ち方”と戦っている天上人だ。日本ボクシング史上最高の男であり日本のボクシングの価値観を変えた男。
今、井上尚弥が戦ってるのは対戦相手じゃなくてボクシングの歴史だ。マニー・パッキャオが創った「アジアの奇跡」が井上尚弥の現在の対戦相手なのだ。

那須川天心や武居由樹はある意味、可哀想だ。超一流のキックボクサーからボクシングに転向して世界王者を目指す。彼らなら獲ってくれると信じてる。彼らの才能を考えれば複数階級制覇も夢じゃない。

…ただ、世界王者になっても”井上尚弥”と比べられてしまうのだ。
井上尚弥の実績はもう既に神の領域に入ってる。他の日本人選手が井上尚弥を超えるのは並大抵なんてもんじゃなく途轍もなく、途轍もない…表現する言葉が無いのだ。

そのくらい井上尚弥というのは抜けている。よく100年に1人の天才というが彼は1000年に1人の天才と言っても過言では無い。見た目で判断すればフィジカルやリーチに優れているわけじゃ無い。特別強そうな見た目でもない。一般的な日本人と比べても小柄な人の良さそうな兄ちゃんだ。

なぜあんなに破壊的に強いのか?

軽量級でスピードやテクニックに優れているのならば常識的に説明はつく…しかし、あのパンチ力は一体なんなのか?
なぜ1R〜3Rくらいで倒せてしまう?軽量級の倒し方といえば相場は連打をまとめてだろ? 一発だよ。井上尚弥は…しかも連打もまとめられるし、なんでも出来るし…
よく「グローブに石が入ってるんじゃないか?」なんて都市伝説的イチャモンがあるが、もし仮に石が入っていたとしてもあんなに簡単に倒せないだろう。

現KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者の美人キックボクサーぱんちゃん璃奈が井上尚弥の試合を見て驚愕して、秀逸な表現でツイートしていたが、まさにその通りだったのでご紹介させて頂く。

まさにその通りだ!彼だけ宇宙チャンピオンとして地球の世界チャンピオンの挑戦を受けているのだ。そう評さねば対戦相手が可哀想だ。井上尚弥と戦ってる試合だけだと弱く見えてしまう。ダスマリナスの他の試合を見たが強いぞ。素晴らしい選手だぞ。

“宇宙チャンピオン”という今時、小学生でも使わないおバカワードが井上尚弥にだけしっくりきてしまう。

よく紙面で「井上尚弥、悲願のバンタム級4団体統一へ」と書かれているが悲願ではなくただの通過点じゃないのか?ドネアvsウバーリも素晴らしかったし、過去に怪物を唯一、人間に戻した事があるのが英雄ドネアだ。

悪童カシメロもずっと井上尚弥を挑発しているし、魅力的な強打を持っているファイターだ。

…ただ。

…ただ。

…ただ。

今回のダスマリナス戦でドネアやカシメロ含めて世界中を黙らせちゃったよね?

まさに黙リナスだよね?

こんな日本人、今までいた?
ねぇ?いた?冗談はさておき、いた??

泣く子も黙る鬼のレバーショットだよ。ウコンの力飲んでも暫く肝機能が回復しないと思う。ドネアがリングサイドで見守る前で右アッパーから左ボディのドネアを倒した黄金コンビネーションでダスマリナスから最初のダウンを奪った井上尚弥…

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こんな粋な事するの最近の怪物は?日本ボクシングにとって”期待”って裏切るものじゃなかったの?井上尚弥にとって期待は常に上回るものであり、更に期待以上にビックリさせるっていう凄まじさがもう当たり前化してる。

メイウェザーも勿論、凄いが現在の井上尚弥にこそ、100億の価値がある。ドネアもカシメロも正直、相手になるのか?

唯一、捻くれ者としては井上尚弥がどうやって防御神であるリゴンドーを倒すのかは興味があった。ただ流れはドネアvsカシメロの勝者とバンタム級4団体統一マッチだ。モンスターはこの試合をポテチ食べながら見守るらしい(笑)それぐらいの余裕かます権利はある。井上尚弥はもうパウンド・フォー・パウンド世界1位も見えてきたのだから。

とにかく、相手は誰でもいい。”モンスター”井上尚弥の全盛期に立ち会えるだけで幸せだ!とにかく釣り合う相手とのラスベガスでのメガマッチを期待する!ファイトマネー1億はこの男には安過ぎる。とりあえず最低10億だ!
マニー・パッキャオの様に華のある好敵手に恵まれれば井上尚弥はパッキャオを超えるスーパースターになる!

こんなボクサーと同時代を生きれて大変光栄だ。ボクシングを愛して、ボクシングの歴史を見守ってきた芸能界一のボクシング狂の香川照之さんが雄叫びを上げたいくらい嬉しいのに、あえて噛み締める様に平静を装って怪物を祝福してる姿に心打たれる。

日本が誇るボクシング狂達も未だに(夢か?)と疑っている「井上尚弥」というあり得ない事を達成し続ける怪物は果たしてどこまで行くのか?

これからもポテチ片手に正座をして見守らせてもらうよ!

これからは一戦一戦、想像を絶する歴史的対戦になっていく。井上尚弥が新たな日本のボクシング…いや世界のボクシングの歴史を創っていく。

さぁ、”宇宙チャンピオン”井上尚弥の全盛期を一緒に目に焼きつけようぜ!

御後が宜しいようで。

文・鬼越トマホーク・坂井良多

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